前回の続きです
私がヤマハ大人のピアノ教室で
ピアノ指導のお仕事をさせていただくようになって
ちょうど10年が過ぎた2006年のことです
当時熱心にレッスンに来られていた
一人の生徒さんから
「クラスコンサートを開いて欲しい」という
強いご要望がありました
ヤマハでも楽器店でも
レッスン生のためのコンサートは
色々企画されているのに
なぜわざわざ「クラスコンサート」を
開いて欲しいのか
私は彼におたずねしました
その理由は
自分と同じく大人になってピアノを始めた
他の人達との交流の場を作って
お互いに励ましあいながら
それぞれの音楽の夢の実現をはかりたい
レッスンに通っていても
他のレッスン生との交流が無いことが
何となく物足りない
楽器店やヤマハ主催のコンサートでは
単に演奏を発表するだけで終わってしまい
「仲間」を育てることができない
こんな内容でした
私は彼の仰りたいことがよくわかったので
仕事をしている楽器店に
クラスコンサートを開催したいと
掛け合ってみました
しかし楽器店としては
それは特例を設けることになるとして
いくつかの理由をあげて
承認していただくことはできませんでした
しかし皮肉にもこの結果が
逆に生徒さん達の意欲をかき立てることになりました
当時レッスン生の一人だった
公立高校の先生が
「うちの学校の音楽室を使ってください!」と
仰って下さり
その年の12月
高校の音楽室のピアノで
小さなクラスコンサートが開かれました
それが「ピアノ交流会」
今思えば
第1回目のチャレンジコンサートでした
下の写真は
演奏後音楽室での”茶話会”の場面です
まだ「交流」という雰囲気でもなく
お互いに下を向いて
ただ黙々とお菓子を食べている。。。
そんな感じですが
2006年12月 交流会
『大人のピアノ~チャレンジ・コンサート』③