水野 和夫
金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉
(生活人新書) [新書]
内容紹介
エコノミスト・水野和夫が読み解く、
「資本主義が始まって以来の危機」の深層と、
ポスト・アメリカの世界と日本の行方。
サブプライムローン問題に始まり、
「リーマン・ショック」で爆発した世界金融クライシス。
それは米国型「投資銀行」ビジネスモデルの崩壊とともに、
天文学的なマネーが流動する世界の資本主義経済が、次のステージに突入したことをも意味している。
早くから金融バブルの崩壊を予見してきた気鋭エコノミストが、この未曾有の金融クライシスの本質と、世界と日本のこれからを鮮やかに読み解く。
内容(「BOOK」データベースより)
サブプライムローン問題に始まり、
“リーマン・ショック”で爆発した世界金融クライシス。
それは米国型「投資銀行」ビジネスモデルの崩壊とともに、
天文学的なマネーが流動する世界の資本主義経済が、
次のステージに突入したことをも意味している。
早くから金融バブルの崩壊を予見してきた気鋭エコノミストが、
この未曾有の金融クライシスの本質と、
世界と日本のこれからを鮮やかに読み解く。
登録情報
新書: 209ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2008/12)
ISBN-10: 414088276X
ISBN-13: 978-4140882764
発売日: 2008/12
商品の寸法: 17.2 x 11.2 x 1.6 cm
レビュー1
金融資本主義が崩壊に至るまでと、
その後の世界を読み解く上で参考になった
2009/1/2
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「強欲資本主義 ウォール街の自爆」
「世界連鎖恐慌の犯人」を読んだ勢いで、
もう少し詳しいことを知ろうと
「世界金融危機」に手を伸ばしたが
少し専門的すぎました。
そこで本書を読んでみたところ、
実にスッキリとよく分かりました。
本書はその程度の難易度の本です。
(御蔭で「世界金融危機」を再トライする気分になれました)
本書で問題の本質がよく分かっても、
決して明るい気分にはなれないところが、
この問題の辛いところではありますが...
「CDO/CDSを最初に上手く売り逃げた奴がいるらしい」ということを、
よくよく考えると、
実は「ネズミ講」と変わらないんじゃないかと改めて気付かされますね。
(資本主義とのネズミ講の関係は「すべての経済はバブルに通じる」
でも議論されていることですが)
今後のグローバル経済のあり方について考えさせられました。
本書を読んだ上で、今年(2009)の総選挙で誰(どこ)に入れるかについても、
よく考えたいところです。
そういう判断材料も与えている本ですね。
「米国投資銀行株式会社」の崩壊が
「日本輸出株式会社」の挫折に直接繋がっていたことが分かっていなかった
政治家・政党、および、昔の政策が今回も通用すると
信じている政治家・政党には、この際 出て行ってもらいましょう。
レビュー2
金融バブルの崩壊の状況を正確に警告・予見してきた著者が、
金融資本主義の崩壊を総括すると共に、
今後の新しい資本主義のあり方を提示している1冊
2008/12/14
By 21世紀のケインジアン トップ1000レビュアー
サブプライムローン問題に始まり、
リーマンブラザーズの破綻で一気に噴出した世界金融危機。
それは金融工学やレバレッジを駆使した
ハイリスク・ハイリターンの米国型カジノ「投資銀行」ビジネスモデルが
崩壊したことを意味するとともに、
数京円規模とも言われる天文学的な規模のマネーが流動する
これまでの世界の資本主義経済が実質的に崩壊し、
実体経済と両立した、
市場原理主義的資本主義に変わる経済体制を模索する新たな段階に入ったことを意味している。
マーケットでは弱気派として非難を浴びつつも、
世界的なバブルの時期から現在のような金融バブルの崩壊の状況を
正確に警告・予見してきた著者が、
かつてない現在の世界的金融危機の本質を総括し、
世界の経済のこれからの行方を読み解いている。
レビュー3
100年に一度の金融危機とは?
2009/11/15
By K-Iwa
サブプライムローン問題から
リーマンショックへの流れの中で発生した金融危機。
自分はまじめに働いているのに、
金融機関の強欲さのせいでこうなったと思っている方、
あるいは自分は懸命に働いているのになぜ不景気のままなのかわからない方、
1つの回答がここにあります。
オバマ大統領就任前に書かれた本ですが、
今読んでも全くずれがありません。
水野氏はサブプライムローンの危険性を早くから訴えてきた方です。
その頃、他の著名エコノミストは
水野氏の主張を相手にせず(ぐっちーさん除く)、
当時の金融相に至っては蜂に刺された程度とおっしゃってました。
どちらが正しかったかは言うまでもありません。
TVの報道番組や新聞のくだらぬ解説を見るより、
こちらを読んだほうが本当の流れを理解できます。
資本主義の曲がり角、
あるいはターニングポイントに来ていることを理解して、
チャンスを探しましょう。
小泉改革のせいにしても何も解決しません。
自ら勉強して道を開きましょう。
そのための、まずは基礎の理解のためにこの本を強くお勧めします。
このUsed本は、昨日BookOffで買いました。
金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉
(生活人新書) [新書]
内容紹介
エコノミスト・水野和夫が読み解く、
「資本主義が始まって以来の危機」の深層と、
ポスト・アメリカの世界と日本の行方。
サブプライムローン問題に始まり、
「リーマン・ショック」で爆発した世界金融クライシス。
それは米国型「投資銀行」ビジネスモデルの崩壊とともに、
天文学的なマネーが流動する世界の資本主義経済が、次のステージに突入したことをも意味している。
早くから金融バブルの崩壊を予見してきた気鋭エコノミストが、この未曾有の金融クライシスの本質と、世界と日本のこれからを鮮やかに読み解く。
内容(「BOOK」データベースより)
サブプライムローン問題に始まり、
“リーマン・ショック”で爆発した世界金融クライシス。
それは米国型「投資銀行」ビジネスモデルの崩壊とともに、
天文学的なマネーが流動する世界の資本主義経済が、
次のステージに突入したことをも意味している。
早くから金融バブルの崩壊を予見してきた気鋭エコノミストが、
この未曾有の金融クライシスの本質と、
世界と日本のこれからを鮮やかに読み解く。
登録情報
新書: 209ページ
出版社: 日本放送出版協会 (2008/12)
ISBN-10: 414088276X
ISBN-13: 978-4140882764
発売日: 2008/12
商品の寸法: 17.2 x 11.2 x 1.6 cm
レビュー1
金融資本主義が崩壊に至るまでと、
その後の世界を読み解く上で参考になった
2009/1/2
By ゴルゴ十三 殿堂入りレビュアー トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「強欲資本主義 ウォール街の自爆」
「世界連鎖恐慌の犯人」を読んだ勢いで、
もう少し詳しいことを知ろうと
「世界金融危機」に手を伸ばしたが
少し専門的すぎました。
そこで本書を読んでみたところ、
実にスッキリとよく分かりました。
本書はその程度の難易度の本です。
(御蔭で「世界金融危機」を再トライする気分になれました)
本書で問題の本質がよく分かっても、
決して明るい気分にはなれないところが、
この問題の辛いところではありますが...
「CDO/CDSを最初に上手く売り逃げた奴がいるらしい」ということを、
よくよく考えると、
実は「ネズミ講」と変わらないんじゃないかと改めて気付かされますね。
(資本主義とのネズミ講の関係は「すべての経済はバブルに通じる」
でも議論されていることですが)
今後のグローバル経済のあり方について考えさせられました。
本書を読んだ上で、今年(2009)の総選挙で誰(どこ)に入れるかについても、
よく考えたいところです。
そういう判断材料も与えている本ですね。
「米国投資銀行株式会社」の崩壊が
「日本輸出株式会社」の挫折に直接繋がっていたことが分かっていなかった
政治家・政党、および、昔の政策が今回も通用すると
信じている政治家・政党には、この際 出て行ってもらいましょう。
レビュー2
金融バブルの崩壊の状況を正確に警告・予見してきた著者が、
金融資本主義の崩壊を総括すると共に、
今後の新しい資本主義のあり方を提示している1冊
2008/12/14
By 21世紀のケインジアン トップ1000レビュアー
サブプライムローン問題に始まり、
リーマンブラザーズの破綻で一気に噴出した世界金融危機。
それは金融工学やレバレッジを駆使した
ハイリスク・ハイリターンの米国型カジノ「投資銀行」ビジネスモデルが
崩壊したことを意味するとともに、
数京円規模とも言われる天文学的な規模のマネーが流動する
これまでの世界の資本主義経済が実質的に崩壊し、
実体経済と両立した、
市場原理主義的資本主義に変わる経済体制を模索する新たな段階に入ったことを意味している。
マーケットでは弱気派として非難を浴びつつも、
世界的なバブルの時期から現在のような金融バブルの崩壊の状況を
正確に警告・予見してきた著者が、
かつてない現在の世界的金融危機の本質を総括し、
世界の経済のこれからの行方を読み解いている。
レビュー3
100年に一度の金融危機とは?
2009/11/15
By K-Iwa
サブプライムローン問題から
リーマンショックへの流れの中で発生した金融危機。
自分はまじめに働いているのに、
金融機関の強欲さのせいでこうなったと思っている方、
あるいは自分は懸命に働いているのになぜ不景気のままなのかわからない方、
1つの回答がここにあります。
オバマ大統領就任前に書かれた本ですが、
今読んでも全くずれがありません。
水野氏はサブプライムローンの危険性を早くから訴えてきた方です。
その頃、他の著名エコノミストは
水野氏の主張を相手にせず(ぐっちーさん除く)、
当時の金融相に至っては蜂に刺された程度とおっしゃってました。
どちらが正しかったかは言うまでもありません。
TVの報道番組や新聞のくだらぬ解説を見るより、
こちらを読んだほうが本当の流れを理解できます。
資本主義の曲がり角、
あるいはターニングポイントに来ていることを理解して、
チャンスを探しましょう。
小泉改革のせいにしても何も解決しません。
自ら勉強して道を開きましょう。
そのための、まずは基礎の理解のためにこの本を強くお勧めします。
このUsed本は、昨日BookOffで買いました。