マイクロソフトダブル創業者の一人故ポール・アレン氏の設立した財団の業績がすごい。
内容的には“金持ちの道楽”だと思う。
戦争による沈没艦の場所を特定、その画像を捉えたり一部回収したりする。
金塊を積んでいるとか、重大機密が隠されているとかそういう動機はない。
大海獣の死に様を検証するような作業である。
日本艦であれば、戦艦武蔵、同比叡、アメリカの空母ホーネット、同ワスプ、重巡インディアナポリス(原爆輸送を担当)などであり、私も比叡、ホーネット、ワスプについて記事にした。
そしてこの度発表されたのが重巡摩耶。
竣工時の画像。城郭を思わせる巨大な艦橋と20サンチ砲10門、61サンチ魚雷発射管8門という強力な兵装が特徴。
沈没時は3番目の砲塔(自分を撃つように搭載された砲塔)を撤去し高角砲を設置する等対空兵装を強化していた。〜時代の流れ
日本は軍縮条約により主力艦(戦艦)の保有を制限されていた。
そのため、同クラスはもちろんのこと相手主力艦とも互角に渡り合える艦級として設計されたのが今度の摩耶などで、異様に発展したモデルと言えるだろう。
摩耶就役時は艦隊同士の撃ち合いを想定していた。
しかし、もう既にそういう戦闘の時代ではなく、空母を囮に使って無理やり海上戦闘を実現させたものの、あえなく航空機、潜水艦の好餌となっていった。
摩耶は潜水艦の雷撃により撃沈。
ニュース映像では虚空を睨む高角砲(対空砲)の姿が映し出されている。
著作権の問題がどうなのかわからないので引用していません。重巡摩耶で検索ください。
摩耶は六甲の山並みの一峰で頂上に天上寺というお寺がある。
山名の由来は釈迦のお母さん。キリスト教で例えるならマリア様。
平仮名で「まや」だと、最新鋭の護衛艦である。