お寺ふぁん・続々

写真撮ってきたから見て〜♪ 程度の記事書いてます!

新・尼崎城 大物崩れ 甜瓜(まくわうり)

2019-05-28 | 日記

  おや! 5月の連休に撮っていた写真がありました。

 

 

 新築オープンなった尼崎城ですね。

 

 尼崎城ははっきり存在の確認される実在の城です。明治まで存続していました。その写真も展示していました。

 明治と言えば旧来の文化破壊の時期、文化面もさることながら、まだ治まらない内政上、軍事拠点化される城は、不要であれば優先的に破壊する必要があったことでしょう。

 なくなった城を地元篤志家(旧ミドリ電化会長さんですかね)が復元、完成後に市に寄付するということで市の施設としてオープンできたようです。

 

 味が出てくるのはもう少し時間が過ぎてからですかね。

 

 さて、尼崎城と言えば、建物位置は少々ずれるようですが、復元地にあった城です。

 そしてそれは信長の毛利攻めに際して荒木村重が逃げ込んだ城と同じか? そちらは古城とか言われ、現在の城とほど近い大物(だいもつ)にあったようです。

 そして大物には「大物崩れ」と呼ばれる、歴史的大敗の現場があります。

 どういう位置関係で碑が建てられたのか知りません。

 この付近で味方と思われた軍に裏切られ、川を敗戦側の死体で埋めるような一方的な大敗がありました。

 将は甕をかぶって隠れているところを、まくわうりにつられた子供に発見されて捕らわれ者、自害に追いやられます。

 また、何とか生をつないだ敗残兵も撤退路に配された伏兵によりことごとく討たれる文字通りの“くずれ”です。

 この自害に追いやられた将が細川高国、細川京兆家(管領家である細川宗家)への養子で実質的に最後の管領と言われる人物です。

 これらの事件からも旧来の権威はその勢いを失い、世はさらに乱れていきます。

 

 

 事件はどんな背景、どんなものだったんでしょうか?

 少しまとめてみました。どこまで正確かわかりませんが、大きくははずしてないと思います。

 

 室町時代は為政者で言えば足利時代ですね。

 政権樹立時は、初代将軍尊氏が政権のトップ、弟直義が行政・訴訟等実務担当という二頭政治だったということでよさそうです。

 しばらくすると将軍私的側近である「執事」高師直と公的実務担当直義が反目するようになり、武力衝突にまで発展しました(観応の擾乱)。

 この混乱の結果として、直義失脚、一時は執事を廃し将軍親裁色を強めたものの、2代義詮の早逝、幼き3代義満の将軍就任により執事をさらに強化したような役職「管領」が作られました。

 管領は政権ナンバー2、実質トップだったりした時代もある一方、形骸化していた時代もあるようです。

 その一つ、時の管領細川政元に実子がなく、後継を指名しないまま死去するという混乱(暗殺)が現出します。

 養子が三名、お約束のように荒れます。勝利者は細川高国で将軍を追放して別の将軍を擁立したうえで管領に就きました。なかなか強力な管領の出現です。

 

 しかし、室町時代の権威というのは安定しません。元来寄り合い所帯的な政権運営となっていたため、こっちが引っ込めばあっちが出てくるといった繰り返しが起こります。

 讒言を受け、自身がした謀殺をきっかけに起こった反乱で京への侵攻を抑えるため桂川原で防戦を行いますが、突破され京の支配を追われます。

 高国政権の崩壊です。この後も勢力争いが繰り返される中で勢力伸長を画策する播磨守護代浦上村宗と利害一致、結託して高国側が京を奪回、勢いに乗って対抗勢力である堺公方への攻撃を企図します。

 

 ただし、管領の権威も墜ちており、糾合に応じる者もなく対抗勢力に先制攻撃を受けて膠着(中嶋の戦い)、そんなとき呼びかけに応じた赤松政佑が参陣します。

 さぞやうれしいことだったでしょう。着陣の拠点とした西宮宝塚の山麓神呪寺(かんのうじ)に村宗と二人して挨拶に出向いています。

 いざ戦闘が開始されると赤松勢の攻撃の矛先は、加勢に喜ぶ高国・村宗勢でした。ここに至り後背を衝かれた高国側は酸鼻を極める前述の大敗北となりました。

 

 実は赤松政佑は村宗の主家筋、主家を蹂躙し、父赤松義村を暗殺した村宗に対し怨讐の念を抱いており、父の仇をとることを虎視眈々と狙っていました。

 人質を堺公方に入れた上での確信的裏切りだったのです。せっかく”よろしく・・”と挨拶にも出向いた高国さんだったのに・・

 また、高国は紺屋の伏せた甕の下に隠れていたところを、“(高国を)見つけたらこのまくわうりを全部あげよう”とつられた子供が見つけたことになっているそうですが、真相かは不明だそうです。

 いかに敗将と言えど、権勢を奮った実力者が味方からの密告で捕縛というのは忍びない、ということでの作文ではないかと疑います。

 

 事実として政元暗殺に始まる細川家身内争いである「永正の錯乱」は高国の死により終息することになりますが、この後勝った側の細川家も安泰ではありませんでした。

 最近あまり聞かなくなった青果物まくわうりの盛期は、今頃? 高国自害は6月8日とありますが、今の暦にしていつかは知りません。

 享年48歳は、後に信長が “人間50年、下天の・・” と舞うところからして、戦国の武人の一生としてそこそこだったんですかね・・・?

 

「尼崎城跡」が復元城郭の場所、「大物くずれ戦跡碑」付近が古城跡で大物崩れの現地

 

 

 ウィキペディアから拝借した画像です。

 ”記事書くくらいなら自分で撮りに行けよ〜!” 私もそう思うんですが、車だと実に行きにくい場所にあります。

 駐車スペースがなく、言わば交番の敷地内といった場所にあります。

 他に古城の遺構なども何もありません。

 この小さめの遺蹟の伝えるものは思いの外大きいと感じます。

 

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六甲の峰 摩耶山天上寺 愛染明王 ヤマホウシ 軍艦摩耶

2019-05-26 | 日記

 駐車場に車を駐めてすぐの所にお寺の入り口がありました。ハイクの人の姿が目立ちます。

 

 

 門をくぐるとガラス貼りのお堂、エキゾチックな仏像が待ちます。

 摩耶夫人(まやふじん/ぶにん)。釈迦のお母さんです。

 花を付けた無憂樹の枝を手折ろうとしたそのとき、腋から産んだそうです。

 マリアは処女にしてイエスを産み落としました。

 普通には決してありえないことでしょうけど、神性を帯びた存在だとあるんでしょうね・・

 つまりは摩耶夫人はキリスト教でいうところのマリア様・・?

 この象、お堂ともインドの人々との結びつきが強いようですね。

 

 反対側に軍艦摩耶の慰霊碑が建ちます。

 必然性高いですね。命名の根拠の地ですからね。

 摩耶は重巡洋艦、高雄級の四番艦になります。起工は神戸。

 優速と重武装、強力な防空装備と艦隊指揮能力を持つ有力艦でしたが・・・

 

 いろいろな花を見ながら石段を登ります。

 

 天上伽藍に立ちます。

 

 

 

 

 彩色が残っています。

 

 仏教世界を表現したとあります。一方で背景は現代的通信施設となります。

 

 ガスっていて眺望はいまいちです。ここから望むのは神戸のなに区なんでしょうかね?

 

 さすがに釈迦のお母さんを祀るお寺さん。子授け、安産、子育て・・女性のお参りを集めます。

 それと須弥壇に並ぶ仏像、愛染明王が座します。見応えありますね・・

 

 ヤマホウシ(山法師)が咲いています。満開?

 

 裏手に回って、”エ〜!” まるで過去帳を見るようです。

 時が流れたんですね・・ 東京銀行、三菱銀行、日本興業銀行、東洋信託銀行・・山一證券・・・

 

 平安の寝殿を思わせます。

 

 

 

 ヤマホウシの近景です。

 

 

 幸か不幸か、”碧天” には恵まれませんでした。

 

 天竺堂(摩耶夫人を祀る堂)の表板です。同時に古刹なのにむしろ異様とも思える伽藍の新しさの答えです。インドさんありがとうございます!

 

 

 出入り口の杉巨木です。生命を感じさせます。

 下山します。

 

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水郷 八幡堀 近江八幡 夏

2019-05-25 | 日記

 いきなり夏が来てしまいました。水を求めて・・

 

 近江商人の町、近江八幡です。 

 

  

 竹のとんぼがいますね。

 

 古い建物がそのまま現役です。

 

 まっすぐ歩いて八幡堀。今日求めた”水”です。 

 この堀と蔵が豊臣第二代の功績、象徴です。

 豊臣二代・・秀次は確かに秀”継ぐ”でした。淀殿に男児が生まれたことで運命の歯車が哀しい方向に回り始めます。

 

  鳥居は基本的な形は似たものでしょうが、多くのバリエーションがあります。これらは細かく分類されます

 ここのは屋根のあるスタイルですね。明神系というのでしょうか?

 

 近江商人ってこんなんだよ!・・っていうのが貼ってあります。

 なるほど”三方よし”ね。・・すると近江八幡市というのは商人じゃないね。市営駐車場は腹立たしい。・・役人だからね・・

 

 大きな内陸湊だったんですね。

 

 

 八幡山からの眺望です。

 左の水面が「西の湖」、直後の丘が安土城のあった場所、その奥が観音寺城(尾根伝いにつながる)です。

 

 日差しは強いですが、樹陰になっています。

 

 琵琶湖を望みます。

 

 

 この山は元城、堅城の名残を見せます。立派な石組みです。

 

 

 

 あまり変わらないですが、先の画が西の丸、後のが北の丸からのものです。共に恋人たちの聖地だそうです。 ・・もうそんな時代忘れたお客さんが多いですけどね・・😫

 

 さくらんぼが熟すところです。お客さんは鳥さんですかね。

 

 

 

 

 めだかがいるんですけど、人影を見ると隠れてしまいますね・・ あっ・・と!

 

 

 田んぼが熟れています。

 

 たねやさんです。

 

 

 

 暑いです。伸びる前に帰りましょう。

 山上からも見た麦です。麦秋盛ですね。

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うなぎ

2019-05-15 | 日記

 うなぎを食べた。

 うんまいね〜(^o^)

 

 胃袋が喜ぶ食べ物だけど財布はきびしい顔となる。

 今が限界ね。しょっちゅう食べるわけじゃないけど、”もう一声〜!” と値がはったら・・残念ながら・・・

 ・・・だけど、何年か前、完全養殖成功とか言ってなかったかな・・と思う。

 

 記憶は間違いなかった。だけど依然商業ベースむり〜って状況らしい・・😫

 

 

ウナギ完全養殖の実験成功から8年、実用化時期のめどは立ったのか?

2018/7/19(木) 17:30配信

THE PAGE

 ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギの不漁が続いている。ニホンウナギの卵を人工ふ化させて成魚に育て、その成魚が産んだ卵を再び人工ふ化させるのが「完全養殖」だ。水産研究・教育機構(旧・水産総合研究センター)が2010年に完全養殖に成功してから8年。研究はどこまで進んだのか。同機構増養殖研究所の奥村卓二・業務推進課長に話を聞いた。

【動画】ウナギ完全養殖の実験成功から6年、いまだ市場に出回らない理由とは

 

 

 財布にも優しい顔したうなぎ食べた〜い😫

 

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今日はちょっと所用、朝から#青空 #好天 でした。 #うなぎせいろ蒸し #ふくやま

oo_totoroさん(@tell06yo)がシェアした投稿 - <time style=" font-size:14px; line-height:17px;" datetime="2019-05-15T04:07:57+00:00">2019年 5月月14日午後9時07分PDT</time>

 

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防御と騙し合い 便利さ

2019-05-12 | 日記

 ちょっと物騒なタイトル。

 

 天気もいいのに・・ぼさっと1日を過ごした。

 テレビを眺めていると、最近車両盗難が増えていると・・

 過去からあった。トラックに乗っけて・・とか。現在のものはそんなものとは異質のもの、電子キーの複製である。

 

 まず、最近の車である。鍵は携帯するだけで足りる。

 ドアロックの解除だってエンジン始動だって鍵穴に鍵を差し込んで・・というのは要らない。

 車と鍵が通信しあっていて鍵の接近をご主人様のおいでと認識するらしい。この仕組みを”騙す”

 

 我が家は車庫が機械式でゲートという門番がいる。・・盗られるような車でもないんだけど・・

 うっかり施錠を忘れて・・チェッともう一度ゲートを上げる。そこで気づく。鍵のリモコンで施錠できたのに・・と。

 もう、鍵の携帯の意識すら失った感じ・・ ただ、この物理鍵式の門番を騙すのは容易じゃないな・・と。

 

 電子の騙し合いは軍事の表面的な部分・・素人でも知りうる部分でも興味深い。

 現代の艦船は相手を視認しながら大砲で撃ち合うということは想定していない。

 攻撃はミサイル。ミサイルを撃たれた場合、迎撃ミサイルを撃ち、大砲を撃ち、撃ち漏らしは最後CIWSというシステム機関砲で破壊する。

 

 このc3poみたいなのがそう。

 

 これらは物理的に破壊する兵器だが、もう一方で誘導兵器であるミサイルを騙して無効化する”おとなしい”兵器がある。

 電波を乱反射させたり、フェイク電波を発してミサイルを”混乱”させたりする。

 賢いミサイルだからこそ有効な兵器で、愚鈍に一直線に飛んでくるだけの砲弾は騙しようがない。

 

 賢いものは騙される。騙されないようにするにはさらなるコストがかかる。

 アナログなもの、換言すれば単純なもの、もっと言えば愚鈍、愚直なものは極めて騙されにくい。

 人の意思もわざわざ伝えなくてはならないというデメリットがある場合も考えられるけど、便利さを一段落としたものの方が安心・安全なような気がする。

 ・・馬鹿なひま人の休むに似た妄想・・・(^o^)

 

 

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