自分にとっては時計は装飾品ではないので、単に時を教えてくれればそれで足る。
しかも最近はスマートウォッチを使ってる。 けど水が入るようになってしまった・・感度不良も出るしそろそろ買い替えかな・・・
つなぎにとアナログのノーマル時計。
ありゃ、止まってる・・
時計屋さんで電池交換を頼む。
”これまで動いていたんですか?”
− もちろんです。
すると時計屋さんが言葉をつなぎます。その内容。
これはオリジナルではない。
昭和63年(1988年)に改造または再改造がされている。
オリジナルはもっと分厚い。革バンドが付いてたものでここでも売っていた。
外形を保ったまま、内部の機械だけをすっかり取り換えている。
もう部品はない。現状でも部品の欠損がある。
電池も現在のものではなく昭和世代のものを使っている。特殊ということになる。
これまで動いていた? というのはそういうこと。
一番オーソドックスなスタイル。
裏にナンバーの刻印がある。改造した時のもの。
これで様子見。
電池はしっかりはまっていない。支持する部品が欠損。
裏蓋がうまくはまらなくなっている。
辛うじて引っ掛っている状態。はずれてしまう恐れがある。
防水性が非常に弱くなっていて錆びやすくなっている。やれるだけ取った。水に注意して。
時計には修理屋と更に進んで再生屋というものがある。既に動かなくなったものでも動かす。
年代もので部品がないものでもそれなりのルートで調達する。
へ〜 蓋を開けただけでそんなことまでわかるんだ・・いちいちびっくりΣ(゚Д゚)
実はこの時計、おやじが使ってたもの。いわゆる形見。
入院したときに”使え”とくれた。どうした時計だったんだろう?
ばったもんをつかまされた。こだわって改造してまで使い続けた。
どっちも可能性あるな〜
薄くて軽い時計が好きだった。
店には スターウォーズの時計がある。
それぞれのキャラの声が収録されているという。そのためライセンスが高くて今では作れないそうだ。
そんな感じの希少品ではないけど、電池切れの古時計は我家には希少品だ。
古いビル 狭い廊下 しかし、清潔な建物 昭和だな~ ここの窓からどんな歴史を目撃したんだろう?(窓も少ない)
(新橋 田中時計店)