無会派 大竹功一の独り言

福島第一原発から約80キロの白河市在住。市議会議員7期目。
老病傷保護犬猫たちと暮らしています。

「白河市特定疾患者見舞金支給条例の一部を改正する条例」に反対

2017年03月17日 20時41分43秒 | 議員活動
昨日は、104人の方々にアクセスをいただきました。有難うございました。

本日、3月議会最終日。
3月議会に提案された、単行条例案、29年度予算案、28年度補正予算案、請願等、66議案について採決が行われ、すべての議案が原案のとおり可決成立しました。
私は1議案を除き賛成しました。

反対した1議案は「白河市特定疾患者見舞金支給条例の一部を改正する条例」についてです。
この条例は、難病の指定を受け手はいないが、疾患について治療法等がないと指定された特定疾患患者に対して、現在年間3万円を支給しているものを段階的に1万円までに減額するという改正案です。
市側は「特定疾患患者に対して、国の支援制度が充実してきたため、当初の目的は達成した。金額を減額し関連する他の福祉政策に減額分を使用したい」との説明でした。賛成者はその意見に納得したようです。
しかし、市は更なる福祉の充実を訴えているのに、一部でも減額するのは道理に合わない。市の財政が逼迫し、すべての事業の予算を見直した結果と言うならいざ知らず、ここ数年、単年度収支が黒字を続けており、自由に使用できる基金残高は約70億円ほど溜まっているのに今回の改正に意味があるとは思えない。
現在、対象者は約600人、年間予算は1800万円ほど。減額しても600万円の予算は必要となり、差額は1200万円。
70億円ほどの基金から考えれば、十分継続は可能なのではないだろうか?
特定疾患患者は、支援策が増えたと言ってもすべての費用を国等が見ているわけではない。また、り患しているため生活を維持するのも難しい方もいると聞く。
行政として、議員としてそして一人の市民としてこれで良いのかと思っています。