【人生を開く東洋思想からの伝言】
第113回
『天下皆美の美たるを知る、これ悪のみ。皆善の善たるを知る、こ
(老子)
我々は、日常生活で善悪や、美醜、高低など
あらゆることで比較して物事の本質を見失いがちになります。
すべては、相対的で比較しても意味のないことなのにも関わらず、
あの人より高い、低いなどと比較をしてしまうことがあります。
この世に一人一人が生まれた意味や価値は、もっと深いところにあ
比較しても意味はなく、もっとお互いに助け合ったり支え合ったり
活かしあうことを考えて生きたいものです。
もちろん、私も自分がそのことをさんざんやってきたから、
この言
もうそろそろ、比較する人生をやめて、
自分の本来の価値や意味を受け入れて、生きていこうと思います。
そんな気持ちになる、今回の老子の言葉でした。
参考資料
『ビジネスリーダーのための 老子道徳経講義』田口佳史著 致知出版社