松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆若者の参加(三浦半島)

2012-12-26 | 1.研究活動
 日本協働政策学会の研究会終了後、懇親会の席で、韓国からの留学生から、面白いヒントをもらった。
 この日のテーマのひとつが、討論型世論調査(DP)であった。DPは、熟議型であることが、もともとの売りであるが、若者が参加するというのも派生効果のひとつである。若者の参加を促す手法についても議論が及んだが、それが懇親会へと続いたのである。
 彼の提案は、参加した若者のポイント制で、自治体のイベントや会議等に参加した学生には、市役所公認のポイントがもらえるというものである。イベント等に参加して、活躍することまでは求めず、ともかく来ることが大事で、来ればポイントがつく。来ることで、そこから興味や知識につながっていくからである。一定の数がたまれば、それを市役所が公認して、資格となるようにしてあげるというものである。目標はエントリーシートにも書けるような資格化で、認証者は市長さんである。これは民間の資格認定機関の認証よりも権威があるのではないか。この認証は、その人の公共性や社会性の証明するものであり、採用側も好印象を持つだろう。こういった趣旨である。
 なるほどである。今日のまちづくりでは、ホームランは、もはや期待できない。若者の参加についても、ホームランがあれば、もうとっくに打っている。こうしたヒットで、いくつか重ねながら、得点していくしかないであろう。
 さらに大事なのは、こうしたアイディアを実践につなげることで、来年の南区区民会議に、この案を提案してみよう。
 
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