松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆委員会のダブルヘッダー(白岡市)

2021-07-17 | 審議会の作法
 この日は、委員会のダブルヘッダーだった。

 前半は、行政評価委員会。この日は、評価テーマを決める会議だった。

 事前に出してもらった6人の委員さんが2つずつ出した希望テーマは、見事にばらばら。これを2に絞ることになる。ここは、がんばりどころで、大いに知恵を絞ることになった。

 結局は、実に面白いテーマが決まった。
 一つは、計画における市民参加のあり方である。白岡市は、自治基本条例はあるが、その下部である市民参加ルールが未制定である。その分、市民参加が弱い。行政評価委員会では、方向性を提案することにとどまるが、それが新たなルール作りのきっかけになると思う。たまたま総合計画も策定中なので、そこに、入れ込むと、検討は急速に進むことになる。

 もう一つは、増収策の提案。具体的には、ふるさと納税を考えることになった。ふるさと納税は、すじ悪であるが、しかしやらないと、自分たちの税金が減るばかりである。発想を転換し、合わせ技などをして、新たなふるさと納税を考えるヒントが提案できるのではないか。ふるさと納税については、焼津市の石原さんにメールして、極意みたいなものを聞いてみよう。

 後半は、総合計画の委員会。この日は、基本構想を決める会議だった。行政は、連続性があるので、なかなか、今までの流れを変えることが難しい。しかし、これまで通りやっていてもだめなので、新たな視点も取り入れないといけない。今回は、市民ひとり一人の可能性をコンセプトにしたので、基本計画の段階で、その強弱がつけられるだろう。

 今回も、全員が発言できた。委員さんのひとりが、気になることや提案をメモに書いてきて、それを読んだが、それに対して、もっと短くという厳しい意見も出たが、私は、何も考えずに、出てくるより、前もって一生懸命書いてきた方が、ずっといいと思うので、うなずきながら、聞いていた。むろん、話が繰り返しになれば、私は、「こういうことですね」と言って、話を引き取るが、多少長いのも、人生いろいろなので、オッケーである。

 厳しい意見もあった、総合計画策定の市民参加手続きの弱さであるが、今回のつくり方は、標準的ではあるが、これからの時代を考えた場合、スタートをもっと早めて、多様な市民参加を取り入れるチャンスだったと思う。ここまで、日程が迫ると、ともかく作り上げることに、注力せざるを得ないので、いまさら言っての仕方がないが、もったいないことをしたと思う。

 もっと早く相談してくれたら、負担もかからず、市民が当事者意識を持てるアイディアが出せたかもしれない。

 ともかく、焦らず、少しずつでも、前にすすめようと思う。がんばるぞ!
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