◇野球は9人でやる－自治基本条例（上田市・別所温泉）

　上田市の講演会の会場は、信州国際音楽村であった。木をふんだんに使った音楽会館で、そこで、やや場違いな「野球は９人でやる」という暢気な話となった。
　自治基本条例については、いろいろな視点で話をするが、市民向けには、野球の９人が一番分かりやすいようである。野球の話なのか、自治基本条例の話なのか、途中分からなくなるが、あちこちで頷きながら聞いてくれた。終了後、検討委員会のメンバーたちと、懇談の機会があった。若い人が多いのが印象的で、いまどこの地方でも、若い人の頑張りが目立っている。条例づくりのアドバイザーを頼まれたので、大いに応援しようと思う。
　今回の旅は、連れ合いと一緒だった。泊まりは別所温泉としたが、それは、この温泉には思い出があるからである。今から３０年前に二人で泊まったが、長男を産んだ後の産後であったので、温泉で血の循環がよくなった連れ合いのおっぱいが止まらずに、温泉が白濁の湯になって困った体験があったからである。そんな話から講演会を始めたが、つい、「でも今回は、おっぱいは出ないのではないか」といってしまったのは、余計だったかもしれない。
　今回は、上田市の市長さんや職員の方には、大変お世話になった。感謝申し上げたい。市長さんから進められた、りんごオーナーになって、この秋には、学生たちとりんご狩に来ようと思う。