松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆区民会議のあり方(相模大野)

2013-03-28 | 1.研究活動
 区民会議が二期目の折り返し地点に入った。
 政令指定都市の行政区にある区民会議の役割、機能は、自治体ごとに違いがある。区民会議を行政の下部組織的に位置付けるものから、区民による会議に純化して、行政と切り離すものまである。ずっと以前に先発した横浜市は、市民の組織に純化する方向で、かじを切ったようだ。それぞれの自治体ごとの力量次第なので、なにが正しいということは言えない。
 
 相模原市南区の場合は、市民と行政の協働組織として位置付けたほうが得策だろう。
 第三者的に見て、相模原市は、安全運転の自治体である。政令指定都市にはなったが、後発組で、出しゃばるのを控えているためだろうか。あるいは小さい都市ならば、先進的な冒険を行って、仮に失敗しても、フォローが容易であるが、政令指定都市という看板が邪魔になっているためだろうか。
 こうした相模原市を励ます役割が、区民会議の役割だと思う。

 今回の人事異動で動くS課長さんが、いみじくも言っていたが、南区で新たな試みをやろうと思ったとき、さまざまな抵抗を受けたが、最後の説得の決め手は、やはり「区民の意見」だからということである。
 実際、区民会議のメンバーは、さまざまな実践活動をしている人たちが選ばれているので、机上で考えた頭でっかちな提案はしない。だから、その提案は、納得性の高いものになってくるのである。そうした区民会議の優位性を大いに活かすべきだと思う。
 
 区民会議の役割は、行政の政策提案機能をサポートする政策提案機能だと思う。幸い、現場があるので、それを実践したうえで、実現可能な案として提案することもできる。
 いくつかのアイディアがあるが、私が、ぜひ、実現したのが、若い人が対象のプラーンクスツェレである。もうドイツ方式の模倣は卒業で、地域にあった仕組みを実践するときだからである。その他、興味深い提案がいくつかでたが、「区民会議は面白い」。
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