市町村アカデミーの研修は、一週間以上が普通であるが、今回の研修は4日間だけで、その3日目を担当することになった。
市町村アカデミーの想定は、この4月に法務担当になった職員であるが、実際は薬剤師さんもいて、関心・経験が、多様な研修となった。
午前は講義、午後は演習室に入っての条例策定演習を考えていたが、メンバーの様子を見て、午後はワークショップ形式で条例をつくることにした。テーマは、市民参加条例。これならば、全員が参加できる。
5班編成で行ったが、それぞれが独自性を出し、さすが法務担当は優秀である。
最近の受講生は、みのさんばりにポストイットを使う。カバーをして隠しておいて、話しながらそれを剥がすのである。この手法、実は簡単そうに見えて、これは案外と難しい。何よりも、「テレ・恥ずかしさ」を超越できるかどうかである。普通ならば恥ずかしさが先に来る。次いで剥がしのスピード。たいていは早くなりすぎる。ややもったいぶって、剥がすのがコツのようであるが、ここでも「テレ」がでてしまう。
この研修でも、強調したが、①法務は道具である。使えるから使うのである。逆に言うと、使えるように、法務はつくらないといけない。②条例づくりの急所は、調査、調整、仕組みづくりである。法的な知識や条文作りも大事であるが、何よりも調査、調整、仕組みづくりである。これらについては、ふんだんな実務体験があり、私は自信を持っている。
調子に乗って余計なことも言ってしまった。「地方分権に最後まで乗り遅れるのは、法規担当である」。法務に詳しい分だけ、内閣法制局130年の伝統の呪縛から、逃れることが難しいからである。現場で、地域や市民の視点で見ると、法務も違う姿で見えてくる。ぜひとも、がんばってもらいたい。
市町村アカデミーの想定は、この4月に法務担当になった職員であるが、実際は薬剤師さんもいて、関心・経験が、多様な研修となった。
午前は講義、午後は演習室に入っての条例策定演習を考えていたが、メンバーの様子を見て、午後はワークショップ形式で条例をつくることにした。テーマは、市民参加条例。これならば、全員が参加できる。
5班編成で行ったが、それぞれが独自性を出し、さすが法務担当は優秀である。
最近の受講生は、みのさんばりにポストイットを使う。カバーをして隠しておいて、話しながらそれを剥がすのである。この手法、実は簡単そうに見えて、これは案外と難しい。何よりも、「テレ・恥ずかしさ」を超越できるかどうかである。普通ならば恥ずかしさが先に来る。次いで剥がしのスピード。たいていは早くなりすぎる。ややもったいぶって、剥がすのがコツのようであるが、ここでも「テレ」がでてしまう。
この研修でも、強調したが、①法務は道具である。使えるから使うのである。逆に言うと、使えるように、法務はつくらないといけない。②条例づくりの急所は、調査、調整、仕組みづくりである。法的な知識や条文作りも大事であるが、何よりも調査、調整、仕組みづくりである。これらについては、ふんだんな実務体験があり、私は自信を持っている。
調子に乗って余計なことも言ってしまった。「地方分権に最後まで乗り遅れるのは、法規担当である」。法務に詳しい分だけ、内閣法制局130年の伝統の呪縛から、逃れることが難しいからである。現場で、地域や市民の視点で見ると、法務も違う姿で見えてくる。ぜひとも、がんばってもらいたい。