卒業式があった。
社会マネジメント学科は、76名の卒業生だった。小さな学科なので、ほとんどの学生を知っている。ただ、この日は、羽織袴で、いつもと様子が違い、一瞬、誰だかわからない事もあった。
1年生から一緒の学生も多いので、昔のことを思い出す。特に、1年生の時の印象が大きく残っているのはなぜだろうか。
ゼミからは6名が卒業した。何か一緒にやるのは調度よい人数で、思い出深いゼミとなった。毎年、卒業の時に、ゼミ生たちがアルバムを作ってくれて、ひとこと書いてくれるが、「それまで学校がちっともつまらなかったが、ゼミが始まって面白くなってきた」と書いてくれる学生が多い。ゼミをやっていて、良かったと思う。
私と出会って、人生が変わった学生もいると思うが(良かったか悪かったかは別にして)、この仕事の大事さをあらためて感じるのが、この卒業の時である。