松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆空き家問題協議会(小田原市)

2022-12-05 | 1.研究活動
 空き家問題の協議会があった。小田原市は、先週、子どもたちと遊びに来たばかりである。

 空き家問題の協議会は、国のマニュアルで委員の例示に市長が入っているため、市長がメンバーのところが多い。そして市長が入ると、市長が会長ということになるが、小田原市は、私が会長で、市長は委員として入っている。

 協議会は、市長の附属機関であるのに、市長が入るということはどういう位置づけなのか。市長という立場で入るのではなく、知見を持っている一人、あるいは、行政事務の代表という位置づけなのだろうか。

 小田原の市長さんは、元神奈川県の職員だった方で、技術屋さんなので、空き家問題の周辺の都市計画や建築に関する知識があり、実際、市長としての立場ではなく、こうした観点から議論するので、協議会としては、上手く整理がついている。

 小田原市では、新たな基本計画をつくっていて、今回は、最終まとめであった。こののち、パブコメにかかる。

 私自身は、空き家問題には、早くから関わってきたが、今の水準は、とても研究者では手に負えなくなってきた。最初のころは、実態や課題がはっきりしなかったので、考えてあるいは研究してヒントも出せたが、空き家問題の調査が進んできたので、なぜ空き家が発生するのかが、その原因もはっきりしてきたので、それをつぶす対策をとればよいことが明確になった。これは、実務的、実践的な要素が多く、私たちにできるのは、他の自治体の事例等を示して、施策のヒントにするくらいになってきた。

 あとは、会議の運営で、さまざまな知見を引き出し、活発に議論できる条件をつくることが私の役割であるが、これはこれまでの延長線なので、とくに難しいことはない。この日も、活発な意見交換が行われた。

 事務局も熱心で、少しずつ前に進んでいる。私も大いに知恵を出そう。

 
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