松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★実務で使える政策法務(那須塩原市)

2018-10-27 | 2.講演会・研修会
 那須塩原市における政策法務研修である。

 那須塩原市は、職員800人の市であるが、政策法務に熱心で、各課に「政策法務」という名称の担当者を置いている。研修も熱心で、私は基礎編を担当しているが、応用編の研修もやっているとのことである。

 那須塩原市の研修は、去年に続いてで、もともとは、市町村アカデミーで私の研修を受けたHさんやOさんが、私のことを覚えていて、声をかけてくれた。昨年は、連れ合いとやってきたが、今年は私一人でやってきた。

 那須塩原市は、新幹線でくると、宇都宮の次である。東京から一時間ちょっとの近さである。それでも那須塩原駅に着くと、途端に空気が変わる。きれいな空気、清浄な水のまちである。



 那須塩原と言えば、牛乳で乾杯条例のまちである。本州一の生産量を誇るということで、市長室にご挨拶にうかがったら、ここではお茶ではなく、牛乳でいっぷくである。やはり牛乳で乾杯のまちである。市長の君島さんは、私のちょっと先輩であるが、市役所出身なので、横浜市役所にも来たことがあるようで、話が弾む。

 研修は、入庁三年目の職員が対象であった。この点は、私の認識不足で、昨年の経験では、もう少し年次が上のような印象だったので、ちょっと難しい宿題を出してしまった。この点は、反省点となった。

 入庁三年目で若い人ばかりなので、私は嬉しくなって、面白いことをたくさん言おうと思ったが、世代間ギャップなのか、大半は、空回りの終わってしまった。聞いてみると、ポストイットのまくり方が一番面白かったということで、「そこかよ」という感じであるが、学生たちと同じところが受けるのは、やはり若者だということである。



 前の週に、大津の研修所で、議会事務局の条例づくりの研修をやったが、那須塩原市の議会事務局からSさんが研修に来ていたので、来週、那須塩原にいくよと、声をかけておいたら、わざわざ、挨拶にきてくれて、小さな旧交を温めることができた。事務局で、私の本も買ったということで、これはありがたいことである。

 反省点と言えば、初日の夜、みんなで居酒屋へ行ったが、ここでも、二時間以上、ほとんど私が一方的に話してしまった。市役所生活二六年は、面白い話の宝庫で、本や研修では言えない、びっくりするような話ばかりで、T課長さん以下、みんな驚いたと思う。今はありえない昔話で、話しながら、そんなことがあったなあと、私も懐かしくなった。

 最後に、帰るとき携帯電話を忘れるというミスをやって、わざわざ、S係長さんが、駅まで届けていただき、次の新幹線まで時間があったので、駅まで送ってくれたKさんといかにも那須塩原らしいしゃれたカフェでコーヒーを飲んだ。ここでは、無作為抽出や若者参加など、今後の政策づくりのポイントとなるまじめな話をしたが、それまでの反省点をカバーするまでには至らなかったかもしれない。
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