★法令実務研修Ａ（大津市）

　滋賀県大津市のJIAM（全国市町村国際文化研修所）での研修。
　
　法規担当の初任者向けの研修である。８０名以上の参加であった。研修のメインは、法制執務であるが、私は判例から学ぶ法務の基礎を担当している。

　ここで伝えたいのは、法務担当者の役割。専門スタッフとして、原課に条例の作り方を伝えるのも重要な役割であること。何度も書いているが、条例づくりは条文づくりではなく、仕組みづくりなので、その点を徳島市公安条例を素材に考えた。この判決は、最重要判決だど思う。

　法規担当は、皆真面目なので、私が、面白いことを言っても、あまり受けないのが、ともかく、一生懸命、伝えることにした。

　いつものように、一部改正について、改め文方式をやめて、新旧対照表方式に変えた自治体を聴いてみた。今回は参加者の１割弱で、高松市も今年度から、変更したとのことである。自治体は、仕事を減らす工夫をしなければいけないが、新旧対照表方式もその一つになるだろう。

　話しながら思ったのは、自治体が仕事を減らすための方法について、きちんと考える必要があると思った。

　いつもながら、JIAMの皆さんには、いろいろと気を使って頂いた。講師紹介で、エグゼクティブアドバイザー、略称、エグザイルは思いのほか受けた。

　新幹線の事件があったあとなので、椅子が盾代わりになるということで、あちこちで上げている人がいた。嫌な事件が続き、若者も中高年も、道を見失っているような感じがする。