☆卒業式（相模大野）

　サガジョの卒業式があった。
　あいさつで、私は、こんな話をした。「私の仕事は、市民や地域の人たち、自治体の職員を元気づけ、勇気づけるのが仕事である。ゼミ生たちは、それを一緒にやった。社会に出ても、元気と勇気を与える人であってほしい」。やや見栄を張ったが、学生たちは、そういう人生を送ってほしいと思う。
　
　この学生たちとは、本当にいろいろなことをやった。あちこちにも出かけたが、学生たちは、あっという間に、地域の人たちの人気者となった。
　最近書いた本（『協働が変える役所の仕事、自治の未来』（萌書房）5月頃に出るか）のあとがきに次のように書いた。　
　「サガジョは古い大学ですが、新しい試みもたくさんやっていて、最近では、2年連続して、日経グローカルの地域貢献度ランキング女子大№１になりました。
　私も学生たちを連れて、全国に出かけます。サガジョのなかでは、「頭の金森ゼミ、行動の松下ゼミ」(金森ゼミ生談)といわれていますが、たしかに学生たちは、市民の集まりのなかで、あっという間に人気者になります。市役所の職員とも、またたく間に水平な関係をつくりあげます。これは、「先生」とおだてられ、実力以外のところで勝負している私には、なかなかできないことで、驚くばかりです。
　憲法13条には、人はそれぞれ価値があると書いてありますが、まさしくその通りだと思います」
　
　卒業、おめでとう。
　明日から、連れ合いと旅に出ます。一週間ほど、ブログもお休みです。