松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆まちおこしとしての行政視察(新城市)

2013-08-31 | 1.研究活動
 新城市に注目が集まっているようだ。
 過日、私の市民まちづくり集会の記事が、穂積市長さんのブログに紹介されたところ、その日のブログの閲覧数が、普段の1.5倍になった。それだけ穂積市長さんのブログを見ている人が多いのだろう。

 新城市を訪れる行政視察は、どのくらいの数になるのだろう。議長さんのお話では、ずいぶんと増えているとのことだった。たしかに、市民まちづくり集会、地域自治区、自治基本条例など、聞きに行きたいテーマはごろごろしている。

 行政視察の受け入れは、まちの評価を上げる良い機会である。今では、かつてのように、行っただけで終わりにはできないので、「新城市では、こんなに優れた取り組みが行われていた」という報告がその都度、行われる。1人来れば30人くらいに拡散するという計算になるのではないか。

 他都市からの視察は、新城市民にとっても、自信につながる。注目を浴びれば誰でも嬉しいし、その品質を維持しようと、さらに頑張るきっかけにもなる。HPにどんどん出して、市民に知らせたらよいと思う。

 視察の受け入れ条件であるが、あらためて調べてみると視察の有料制度を採用する自治体は、思いのほかあるようだ。1人1000円の理由は、これで儲けるということではなくて、たくさん来る視察を捌くためのもののようであるが、もったいない話だと思う。たしかに、手間がかかるが、要はやりようで、議員さんや職員さん、あるいは市民のみなさんの輪番制で手分けをすれば、負担もずっと減るだろう。

 新城市の受け入れ条件は、やはり市内宿泊であろう。これをやりたくてもできないまちもあるが、新城の場合は、泊まるところはたくさんある。一人1000円よりも波及効はずっとあるだろう。受け入れ方法やPRなどは、役所や議会だけで考えずに、旅館の人たちと一緒に考えたら、元気も出るし、面白いアイデイアもでてくるのではないか。

 政策もシティセールスの重要な素材である。
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