行政評価の講演会とワールドカフェがあった。
行政評価は、時代の流れで見ると、その役割がよくわかる。私は、人口の状況で説明している。
(1)高度成長期 働き盛りの生産人口がふんだんにいる。税金がたくさん集まるので、サービスをどんどん行い、ハコモノをばんばん作った。
(2)カットの行政評価 一転、バブルが崩壊し、不景気になる。人口でいえば、生産年齢層が、高齢化し、リタイアし始める。ばんばん作った箱モノの維持管理費も、半端ではない。これらを縮減しようというのが行政評価である。
(3)励ます行政評価 削減を20年やってきた。毎年5%でも10年やれば、25%の減になる。もう削減するところがない。そこで、もう目的を達成したのでやめようという自治体とわずかな額を削減するために、膨大な手間をかけ、結局、行政評価疲れの自治体ができてくる。
もう時代が違うのだから、新たな発想で行政評価を考えようというのは、今回の行政評価委員会である。それを励ます行政評価と言っている。
例えば、駅の自由通路の管理であるが、これまでは管理業務を対象に、無駄はないか考えてきた。ずっと考えてきたので、明らかに無題というのは、もうなくなっている。私たちが、考えたのは、この空間を活かす方策である。市の顔として、あるべき自由通路とはなにかを考えるものである。
後半はワールドカフェになり、サガジョのマチプロメンバーが活躍した。
今回は、1年生から3年生まで6名の参加である。5グループに分かれて、コーデネートをやった。見ていると、人それぞれの持ち味でで、場を盛り上げ、目標に向かって話をまとめていった。すっかり自信をつけたようで、安心してみていられる。
テーマは、「白岡を盛り上げる広報」であったが、一般的にはあまり盛り上がらないテーマであるが、マチプロメンバーや参加者の活躍で、なかなか盛り上がった。
あるグループで、「両想いの広報」というキャッチフレーズがあった。なかなかいい。若者らしい感じがした。聞いてみると、これを考えたのが、マチプロのおおさかということである。当然、これはイジル、好材料となる。おおさかと両想いのミスマッチがおもしろからである。
「センセイ、みんなの前でいわないでください」と言われ、さらに受けたが、面白いので、ついついツッコムことになったのは仕方がない。
これからの広報は、おもしろい、くだけた、当事者性などに配慮すべきというのは、全グループ共通の意見だった。それに対して、「役所が、こんな「不真面目」なことをやってどうする」、「今まで、こんなことはやっていない」などと、誰かが言えば、ここ試みは、その時点で、ぽしゃってしまう。
みんなが理解し、許容し、支えていくという姿勢がなければ、これはできないことである。ここが励ます行政評価の肝でもある。
ちなみにワールドカフェに議員さんが、参加していたので、せっかくのアイディアも、議員さんが、「こんな不真面目なことをやってどうする」と質問して、つぶすのではないかと、ツッコミを入れたら、その議員さんは、「断然、応援する」という力強い答えで、ここでも今回の「まじめ・楽しい」ワークショップが、一層盛り上がった。
白岡は遠いが、得るものも多い。
行政評価は、時代の流れで見ると、その役割がよくわかる。私は、人口の状況で説明している。
(1)高度成長期 働き盛りの生産人口がふんだんにいる。税金がたくさん集まるので、サービスをどんどん行い、ハコモノをばんばん作った。
(2)カットの行政評価 一転、バブルが崩壊し、不景気になる。人口でいえば、生産年齢層が、高齢化し、リタイアし始める。ばんばん作った箱モノの維持管理費も、半端ではない。これらを縮減しようというのが行政評価である。
(3)励ます行政評価 削減を20年やってきた。毎年5%でも10年やれば、25%の減になる。もう削減するところがない。そこで、もう目的を達成したのでやめようという自治体とわずかな額を削減するために、膨大な手間をかけ、結局、行政評価疲れの自治体ができてくる。
もう時代が違うのだから、新たな発想で行政評価を考えようというのは、今回の行政評価委員会である。それを励ます行政評価と言っている。
例えば、駅の自由通路の管理であるが、これまでは管理業務を対象に、無駄はないか考えてきた。ずっと考えてきたので、明らかに無題というのは、もうなくなっている。私たちが、考えたのは、この空間を活かす方策である。市の顔として、あるべき自由通路とはなにかを考えるものである。
後半はワールドカフェになり、サガジョのマチプロメンバーが活躍した。
今回は、1年生から3年生まで6名の参加である。5グループに分かれて、コーデネートをやった。見ていると、人それぞれの持ち味でで、場を盛り上げ、目標に向かって話をまとめていった。すっかり自信をつけたようで、安心してみていられる。
テーマは、「白岡を盛り上げる広報」であったが、一般的にはあまり盛り上がらないテーマであるが、マチプロメンバーや参加者の活躍で、なかなか盛り上がった。
あるグループで、「両想いの広報」というキャッチフレーズがあった。なかなかいい。若者らしい感じがした。聞いてみると、これを考えたのが、マチプロのおおさかということである。当然、これはイジル、好材料となる。おおさかと両想いのミスマッチがおもしろからである。
「センセイ、みんなの前でいわないでください」と言われ、さらに受けたが、面白いので、ついついツッコムことになったのは仕方がない。
これからの広報は、おもしろい、くだけた、当事者性などに配慮すべきというのは、全グループ共通の意見だった。それに対して、「役所が、こんな「不真面目」なことをやってどうする」、「今まで、こんなことはやっていない」などと、誰かが言えば、ここ試みは、その時点で、ぽしゃってしまう。
みんなが理解し、許容し、支えていくという姿勢がなければ、これはできないことである。ここが励ます行政評価の肝でもある。
ちなみにワールドカフェに議員さんが、参加していたので、せっかくのアイディアも、議員さんが、「こんな不真面目なことをやってどうする」と質問して、つぶすのではないかと、ツッコミを入れたら、その議員さんは、「断然、応援する」という力強い答えで、ここでも今回の「まじめ・楽しい」ワークショップが、一層盛り上がった。
白岡は遠いが、得るものも多い。