『熟議の市民参加-ドイツの新しい試みから学ぶこと』(萌書房)の初校がきた。
この本は、一緒に研修をやって、その成果を本にするという好ましいパターンとなった。自治体職員にとっては、本を出す機会はそうあることではないので、いい記念になったのではないか。これをスタートにもっと本を書いてみようという人も現れるのではないだろうか。
私が、初めて本を書いたのは、横浜市にいた時である。その顛末は、この前の『協働が変える役所の仕事、自治の未来』(萌書房)に詳しく書いた。阪神淡路大震災があって、ともかく書かずにいられずに原稿を書いたが、それを出版するツテも方法もわからず、とりあえず知っている出版社である、ぎょうせいと学陽書房に手紙を出した。早速、担当の人が飛んできて、あれよあれよという間に本になったことを思い出す。今よりも出版状況が良かった時代の話である。
ある程度まとまった原稿を書けば、別に大学教員でなくても本を出すことができるだろう。ただ、最近では、役所側の事情から、本を出す気が起こらないということも聞く。「そんな暇があったら、仕事をしろ」といった雰囲気があって、本を出すという雰囲気ではないそうだ。出版社と話がついても、今度は、営利行為ではないかとされて、役所の手続きをこなすことも、やる気を削ぐ一因なのだろう。本当にもったいない話で、社会的な意義をみすみす失っている。本人にとってもそうであるが、社会的に大きな損失だと思う。
私の場合は、おおざっぱな時代背景と、当時は懐が深かった横浜市に勤めていたという事情が、プラスに働いたのだろう。
今回の本は、大阪の自治体職員の人たちと一緒なので、中身が濃いい。何よりも校正が楽で、用語や表記の統一まで、やってくれていて、とても助かること請け合いである。このペースで行けば、8月の末には、書店に並ぶだろう。どうぞお楽しみに。
この本は、一緒に研修をやって、その成果を本にするという好ましいパターンとなった。自治体職員にとっては、本を出す機会はそうあることではないので、いい記念になったのではないか。これをスタートにもっと本を書いてみようという人も現れるのではないだろうか。
私が、初めて本を書いたのは、横浜市にいた時である。その顛末は、この前の『協働が変える役所の仕事、自治の未来』(萌書房)に詳しく書いた。阪神淡路大震災があって、ともかく書かずにいられずに原稿を書いたが、それを出版するツテも方法もわからず、とりあえず知っている出版社である、ぎょうせいと学陽書房に手紙を出した。早速、担当の人が飛んできて、あれよあれよという間に本になったことを思い出す。今よりも出版状況が良かった時代の話である。
ある程度まとまった原稿を書けば、別に大学教員でなくても本を出すことができるだろう。ただ、最近では、役所側の事情から、本を出す気が起こらないということも聞く。「そんな暇があったら、仕事をしろ」といった雰囲気があって、本を出すという雰囲気ではないそうだ。出版社と話がついても、今度は、営利行為ではないかとされて、役所の手続きをこなすことも、やる気を削ぐ一因なのだろう。本当にもったいない話で、社会的な意義をみすみす失っている。本人にとってもそうであるが、社会的に大きな損失だと思う。
私の場合は、おおざっぱな時代背景と、当時は懐が深かった横浜市に勤めていたという事情が、プラスに働いたのだろう。
今回の本は、大阪の自治体職員の人たちと一緒なので、中身が濃いい。何よりも校正が楽で、用語や表記の統一まで、やってくれていて、とても助かること請け合いである。このペースで行けば、8月の末には、書店に並ぶだろう。どうぞお楽しみに。
大げさですが、自治体職員のささやかな挑戦です。いよいよ初稿の校正作業ですが、がんばります!
あと、ひと頑張り。気を緩めずに、がんばりましょう。