松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★地域コミュニティの活性化(NOMA)

2016-01-15 | 2.講演会・研修会

 NOMAの2日間の研修会である。夏は、協働による政策立案、冬は地域コミュニティに重点を置いた研修を行っている。今回は、16名の参加となった。

 この研修では、いつもゲストをお呼びしているが、今回は朝来市の馬袋真紀さんに来ていただいた。朝来市の地域コミュニティ協議会の取り組みは有名であるが、その実際をたっぷりと話を伺った。実に面白かった。

 印象に残ったのは、地域コミュニティ協議会は、小さな自分たちの役場を目指す取り組みであること。これまでのように役所に補助金をもらう方式では、どれだけ予算を獲得するかに注力し、しかも獲得したお金もどこか他人のお金である。それに対して、権限・資源を地域に委ねると、自分たちの問題として取り組むようになり、お金も自分たちのものとして、使い方にも工夫をするようになる。

 地域で様々な事業を行っているが、その評価指標は、地域の活性化につながっているかどうかで判断すること。たとえば、地域おこし協力隊の評価は、ともすると、そのうち、どれくらいの人が町に定住したかで評価しがちであるが、大事なのは、その人の活動が、地域の活性化に役立っているかどうかで判断すること。地域の活性化に役に立たない人が、増えても、自治という観点では大した意味がない。

 このように自治とは、一人ひとりが、町づくりの当事者として、自分のできる範囲で、まちの活性化のために実際に活動し、まちのために寄与することである。こうした市民一人ひとりの具体的な行動を通してでないと、自治は変わっていかないが、地方分権から15年もたった今でも、市長が変われば自治が変わると思っている人も多い。親父お任せ地方自治であるが、これをどう乗り越えていくかが問われているが、朝来市の実践は、その答えのひとつなのだろう。うかうかしていると、どんどん置いていかれてしまう。

 研修をやって、それがよかったかどうかの指標の一つが、終了後、受講者が蜘蛛の子を散らすようにサッと帰るか、終わった後でも残って、話しあっているかである。その意味では、充実した機会を提供できたということだろうか。

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