幕張の市町村アカデミーでの研修である。
この研修は、以前参加したときは、女性リーダー研修であったが、今の時代、女性だけではないだろうということで、標記の研修になった。ただ、過去の経緯から、参加者の8割程度は、女性の管理職の人たちで、それを知らずに、参加した男性職員は、一瞬、戸惑ったろう。
70分の2コマなので、内容を充実しようと考えて、余計なことは言わずに、研修に入ろうと心に決めてやってきた。しかし、開口一番、あいさつで、「私は、女子大で教えているので、女性の前で話すのは慣れています。ただ、いつもは平均年齢が、もう少し低いですが・・・」とやってしまって、脇道にそれはじめてしまった。計画通りにはいかないのは、世の常なので仕方がない。
今回の参加者のうち、女性管理職の所属を見ると、福祉部局と教育委員会というのが目についた。これら部署は、女性が行きやすいセクションなのだろうか。ただ、これも、女性管理職が増えてくるなかでの過渡的な現象なのだと思う。
女性管理職が、一般的になってきたとしても、それでも日本全体では、まだまだ男中心なので、何かとやりにくいこともあるだろう。男女共同参画の時代ゆえに、いまさら女性リーダー研修ではないのではないかという意見も分からなくはないが、まだまだ女性リーダーに特化した研修もあるように思うが、どうだろうか。これは女子大で学生たちを見ている体験からの意見でもある。
今回の研修では、以前、自分の市町村で、私の研修を受けたこともある人もいた。話してみると、「研修中に何度も、笑ったという記憶がある」ということであったが、それは反面、研修の内容については、印象が薄いということなのだろう。要するに、頑張らないといけないということだと気を引き締めて、市町村アカデミーを後にした。