松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★市民協働研修(NOMA)

2011-08-09 | 2.講演会・研修会
 NOMAの市民協働研修に参加した。今回は36名という大盛況だった。一緒に仕事をしている人、仕事をした人が、何人か参加していた。うれしいことである。
 どこかのテキストに、コラボレーションを翻訳したのが協働だと書いてあった。そういう系譜もあるのかもしれないが、私の体験とは大きく違う。そんな協働体験から話をした。私の体験では、協働はパートナーシップである。
 協働という用語は、インパクトがあり、そこからイメージして、協働論を構成しているケースも散見される。私は、一緒にやらない協働を提案しているが、「それは協働という言葉をはみ出す」といった議論である。あきらかに本末転倒で、そもそも協働という用語自体が適当だったのかというのが今日の論点である。
 協働とは、政府も公共主体であるが、同時に市民(コミュニティ)も公共主体であって、それぞれが公共のために汗を流すというのが私の理解であるが、この観点を基軸に、さまざまな話をした(もっとも協働とは遠いと思われる総務課でも協働があるという話もした)。
 受講生も、みな熱心で、大いに盛り上がった2日間になった。
 今回の特徴としては、1日目の終了後、意見交換会・懇親会があったことである。新潟市のSさんからの提案で、それを受けて、NOMAのスタッフが用意してくれた。受講生の差入れ自由ということになったので、全国の自慢の銘酒が集まった。こちらも大いに盛り上がった(中締め後、多勢で、二次会に繰り出したらしい)。
 もうひとつの特徴は、議員さんの参加もあった点である。八戸市から2名である。「美人過ぎる市議」で有名な藤川優里さんと、元プロアイスホッケー選手だった高橋一馬さんのお二人。行政職員に交じって、楽しそうにワークショップをやっていた。今後の議会・議員のあり方が問われている中で、ひとつの方向性を示していると思う。来年の研修では、議員にも声をかけてみようと思う。
 調子に乗って、私は、少し余計なことを話し過ぎた。

 藤川優里さんのブログに、この時の様子が紹介されている。たくさんの学生を見ているので、何となくわかるが、生真面目な性格なんだと思う。地方自治を大いに発信してほしい。
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