松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★協働シンポジューム(越谷市)

2012-01-28 | 2.講演会・研修会
 越谷市の協働フェスタで、講演とシンポジュームを行った。
 講演のほうは、「協働の意義」について。みんなが力を出せるようにするのが協働であることを強調した。
 シンポジュームは、なかなか充実したものになった。5人のパネラーのうち、若い人が2名、車いすの方が1名、それと町内会の代表の方、そして越谷市の職員の方という構成である。
 若いお二人は、三陸海岸のボランティア体験者。埼玉県立大学の学生さんは、被災した子どもたちのありがとうの笑顔が、とてもうれしかったと言っていた。草加市で消防士をしているという若い男性は、自分の時間を使って、ボランティアに行っているが、自分の子どもが生まれた時に、「お父さん、あの時は何をしていたの」と聞かれたときに恥ずかしくないようにしたかったということである。
 車いすの方は、障碍者の避難所宿泊体験の企画、実施を報告された。障碍者が、自らが体験し、その時に活かそうという姿勢は共感が持てた。
 いずれも、自分の言葉で話をして、共感が持てる発言となった。
 こうした報告を町内会の方、市役所の職員の方が、年の功で、うまくフォローし、充実したパネルディスカッションになった。
 よくパネルディカッションでは、シナリオらしきものがあるが、私がコーデネーターをすると、シナリオどうりにやった試しがない。なぜならば、ここに出てくる人たちは、それぞれキラリと光るものを持っており、それをシナリオに閉じ込めてはもったいないからである。だから、面白い話があれば、そこから話が発展するが、それが、お仕着せ感がないパネルディスカッションになっていくのだろう。出演する人たちは、たいがいは初めての体験であるから、最初は心配顔であるが、どんどん、リラックスしていく様子がわかる。
 越谷は、東武伊勢崎線であるが、浅草から向かうと、途中、高度成長のころに開発した大団地が連なる。そこを通る度に、高齢化や少子化が気になるが、越谷だけは、まだまだ開発が行われ人口が伸びているらしい。たしかに交通が便利で、地下鉄乗り入れで、銀座も、渋谷も、品川も、横浜へも直通で行ける。都心まで、30分強という便利さは、たしかに魅力的である。
 その点、わが三浦半島は負けているが、負けないのは暖かさ。越谷駅前の道路脇には、この前の雪が残っていて、吹いてくる風はやはり冷たかったが、他方、わが三浦半島は、都心が5センチの積雪があっても、雪にはならず、吹く風もは、心なしか、冷たさが控え目のようだ。
 今回のお土産は、帰りがけに今川焼を買った。連れ合いと私だけなので2つのみ。経済効果は、皆無に近かった。
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