松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆次期総合計画審議会・みんなが発言できる方法(相模原市)

2018-10-21 | 総合計画

 次期総合計画審議会があった。新メンバーになって、2回目の会議である。

 前回、次の8年間の財政見通しを出してほしいと希望し、今回、計算して出してくれた。それを見ると、思いの外、いい数字である。
 
 相模原の場合は、米軍の専有されている土地がたくさんあり、それが返ってくると、大きな開発の可能性がある。その他、開発予定地もまだまだある。橋本には、リニア新幹線もできるなど、今後のポテンシャルもある。これらを積み上げると、今度の計画期間は、そこそこのいい数字になるようだ。

 私も経験があるが、一般的には、総合計画の前提となる数字(人口や財政など)は、強気の数字となる。それが開発等の前提になっていく。鉛筆をなめるというと言いすぎになるが、数字は甘くなる。私が、横浜市にいた頃は、人口はどんどん伸びていたので、それでも良かったが、今は、そこまで、甘くはないだろう。だから、今回の数字も、それなりの可能性があるとは思う。

 私が発言したのは、8年先まではこれでいいかもしれないが、その先は、縮小傾向は否めないので、8年先までだけで判断すると、「これはいけるぞ」と安心し、油断してしまうのではないか。市民に誤ったメッセージを送ってしまうのではないかということである。

 いわば、この8年は、それ以降やって来る、厳しい時代のための充実の期間とすることを、肝に銘じて、計画を作り、その次も含めて、メッセージを伝えることの重要性である。アクセルとブレーキ(やや陳腐か)、イケイケと慎重(軽すぎる)を合わせてような計画づくりが必要なのだと思う。

 会長職を仰せつかること多いので、その場合は、こうしたことを比較的時間をかけて語り、方向性をリードできるが、今回は、一委員なので、これを一委員でやることは難しい。

 委員が30人もいて、今回も、控えめに言って、発言の3分の1は、私が話したと思うが、「なんとでしゃばった野郎だという」という暗黙のプレッシャーと短時間で、やや複雑なことを話すのは、なかなか難しい。

 私は、まだいいが、思っていても、発言のきっかけがつかめない人も、随分といるのだろう。来るんじゃなかったと思っている人もいると思う。会議の運営手法というか技術の開発が必要なのだろう。

 この日は、夕方の6時からなので、途中の長津田駅前のサイゼリヤで、その前に2件の打ち合わせ。サイゼリヤには、ドリンクバーで3時間近く、いたことになる。ちなみに、打ち合わせは、午後のファミレスが一番というのは、この日、久しぶりに会った今井さんから、教えてもらったことである。
 さらに経験的には、ジョナサンがすいていると思う。

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