松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★相模原は雪だった(相模原市)

2013-02-13 | 2.講演会・研修会
 今年も相模原市総務局の法令研修(基礎編)を担当した。
 これは総務局主催の研修会で、したがって参加者は、総務のほか、監査や人事の委員会、会計などの職員である。優秀な人が多いので、研修はスムーズに進んだ。ただ、私の話は、主語がなかったり、どんどん飛ぶうえに、あまりに実践的な話で、戸惑ったのではないか。期待されているのは、法令の基礎で、法律と道徳の違いなどといった法学入門や地方自治法の基礎だとしたら、ミスマッチだったのかもしれない。
 やや言い訳すると、地方自治法の解説というのは苦手で、思わず、「立派なテキストがたくさんあるので、それを読んで」と言ってしまう。たしかに私の話よりも本に書いてある方が正確で繰り返し読める。そこで、講義ではついつい、地方自治法の空白をどう埋めるのかという話になってしまう。ここ数年、横浜市で地方自治法の基礎講座を担当しているが、毎年、引き受けるかどうか躊躇するのは、地方自治法を忠実に紹介するのが主たる内容だからだと思う。正直、気が重いが、せっかく声をかけていただいたのでもあり、今回も意を決して引き受けることにしたが。
 さて、今回の研修では24歳、25歳という職員もたくさんいた。ゼミ生とそう年齢も変わらないが、みんなずいぶんと落ち着いている。職場がそうさせるのか、もともとそういう人たちが採用されるのか。わがゼミ生たちも、2,3年後にはこうなるのだろうかと考えながら、講義をした。講義をしながら、「変わらないだろう」という天の声が聞こえた。
 研修はほぼいつものパターンになったが、1日なので、エピソードはさわりの部分のみ。ゼミ風景を話せば、あっという間に2,3時間たってしまう。せっかく、相模原なのだから、松下ゼミに参加していた相模原市役所のTさんお話などをすればよかった。
 今回は、徳島市公安条例大法廷判決の当てはめはなかなか面白かった。グループごとに、さまざまな条例を出して確認する方法をとったが、このやり方は、よかったように思う(これは総務局の職員だったからかもしれない)。
 この日、関東地方は、前日から雪の予報であったが、私が住む三浦半島は雪は降らず雨。横浜線で、相模原に来るにしたがって、雪が多くなった。三浦半島は、やはり暖かい。
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