★自治基本条例施行（高松市）

　高松市では、市制施行120周年という記念すべきときに、自治基本条例をスタートさせた。その記念講演会で話をした。
　私と高松市は、とても縁が深い。最初に訊ねたのは40年ほど前、学生のときである。友人が高松出身で、夏休みにふらっと訪ねたが、大いに歓迎してもらった。その後、その友人が私の妹と結婚し、結婚式やさまざまな機会に高松市に来るようになった（金比羅さんは２回上った）。最初のころは、讃岐特有の小山の間にある小さな飛行場で、飛行機はＹＳ11であった。山の間をする抜けるように着陸し、怖かったことを覚えている。
　120周年ということで、たくさんの市会議員さんが参加していた。パネルディスカッションをやった中川先生も言っていたが、本来、議員さんも参加して自治である。マスコミの風潮等で、議員さんが非難される傾向が強いが、非難し、貶めて自治が進むものではない。第一、簡単に議員さんになれるものではない。無論、議員さんが出遅れている感は否めないが、議員さんが大いに活躍できるように、機会をつくり、後押しするのが重要だろう。つぎのパネルディスカッションでは、議員さんも参加して、大いに論じてほしい。
　ここでも市民パネラーは、なかなかであった。市民の層の厚さは、やはり日本の強みではないか。こうした市民が数多く自治の舞台に出れるように、知恵を出し、機会をつくるのが、私の仕事なのだろう。がんばろう。
　市役所の職員の方々にも、何かと気を使ってもらい恐縮した。その分、高松に泊まり、ほんおのわずかであるが、経済効果を発揮しなければいけなかったが、翌日朝からの約束があり、あわてて高松をあとをすることになった。

　＊駅弁は高松・あなご寿司（写真）