松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★憲法と条例(伊丹市)

2015-01-23 | 2.講演会・研修会

 伊丹市で政策法務を考えた。

 自治体法務研究会のなかで、関西は、とりわけ熱心な人が多く、研究の質も高い。研究の傾向としては、全体的に法律学的な志向が強いのが特徴である。しばらく大阪国際大学にいたが、特にお誘いの声もかからなかったのは、むしろ政策に重点を置く私の行き方が、関西の研究会とあっていなかったからだろうか。

 何度の書いているが、私は、横浜市では、法務担当ではなく政策担当として、あちこちの職場を転々としたという出自もあって、法務は政策の実現手段であると考えている。法務は道具であると割り切っている。資源・権限が乏しい自治体にあっては、法務は使える道具だからである。

 ゼミ生たちが、市役所に入るようになって、あらためて気がついたのは、職員のみんなが、必ずしも法律的素養があるわけではないということである。大学である程度法律を勉強し、市役所の試験問題に法律科目があったので、自治体職員はある程度、法律的知識があると思っていた。わがゼミ生のK.SかぁやRisaが市役所に入って、あらためて気がついた。

 法律的な基礎知識がない職員に、法務の真髄を教えるのは、なかなか至難である。割り切って、適当に教えるということができない私の場合は、いつも試行錯誤をしている。その試行錯誤は、まだまだ続くのだろう。

 伊丹といえば、NHKの大河ドラマの黒田官兵衛が囚われていた有岡城がある。荒木村重が織田信長を裏切るが、それを説得するために、官兵衛は、単身、有岡城に乗り込むが、捕まって土牢に幽閉されてしまう。大河ドラマで、その場面もやったので、観光客も増えたのだろうか。
 本丸は、JR伊丹駅に隣接している。城の分断して新幹線の駅ができた三原駅ほどではないが、城は影響を受けたのだろうか。

 

 

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