松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆行政評価フォーラム・自主防災を考える(白岡市)

2020-02-10 | 励ます行政評価
 今年も行政評価フォーラムがあった。

 今年のテーマは、自主防災活動。本年度、行政評価委員会で取り上げたテーマである。一般的な行政評価のフォーラムを行っても、おおよそ人は集まらない。身近なテーマを取り上げて、関係者に参加してもらう方向へかじを切った。

 簡単な基調講演があり、担当課からの説明を受けて、ワールドカフェとなった。担当課からの説明は、とてもよかった。制度説明に走らず、身近な具体例を出しながら、説明したので、参加者も、聞きやすかったと思う。

 ワールドカフェは、サガジョから3名の参加である。もう少し参加してほしかったが、みな都合があるのだろう。その分、3人が活躍した。それぞれのグループで親しまれ、また場を盛り上げていた。とりわけ、おおさかは、随分と力をつけた。グループの雰囲気を一気に引っ張るようになった。

 自主防災ということで、参加者の多くは、地元の会長さんなので、年配、男性という、ワールドカフェにしては、珍しい雰囲気だった。だからと言って、暗い感じではなく、若者のように議論していたり、高校生や大学生と和気藹々のいい感じだった。

 あらためて感じたこと。次に生かすことである。
(1)ワールドカフェでは、お菓子が用意されるが、お菓子を食べだすと、途端に雰囲気が和んだことである。私自身は、お菓子の効用は、さほど高く評価していなかったが、改めて、お茶を飲みながら、お菓子を食べながらの効用を実感した次第である。
 
 本来は、焼津のように、地元の食品メーカーと連携して、会社のPRをやりつつ、お菓子を食べるという方向を目指すべきなのだろう。焼津の人たちは、自分たちの活動を大したことはないと思っているだろうが、他では簡単にできることではない。

(2)若者の効用である。高校生が制服で参加し、発表もしたが、みな、あたたかな拍手で、応援した。今回のメンバーは、いろいろな会議に出るだろうが、このように、若者が参加した会議はそうはないだろう。場が和むというか、前向きになるというか、やはり若者の効用は、大したものである。

 高校生の開拓や無作為抽出などの若者参加手法に真剣に取り組む必要がある。

(3)白岡のワールドカフェ運営は、役所の人がやる。失敗ができないので、きちんとやるが、その分、窮屈感がある。協働の時代なので、ワールドカフェの運営の一部を行政評価委員会がやってみたらどうだろう。これは全国でも、そう例がないだろう。

 これは思わず、いいアイディアだと考えて、そのとき、メンバーにも行政のみんなにも、話してしまった。提案する附属機関+行動する附属機関である。ワールドカフェをつくる立場になれば、また、新しいことに気がつくと思う。一度、みんなで議論してみよう。

(4)次回は、80人位の参加者にしよう。議員さんも、大半の人には出てきてもらおう。若者もいっぱいである。そこで、提案型のフォーラムをやってみよう。これを成功させ、この成功体験をベースに、他のセクションや業務に広げていけばよい。

 何か、楽しくなってきた。
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