旭川の朝です。
ひさしぶりに、冷たい空気を味わいました。
この日の最高気温は、19℃。
この時間の気温は、11℃です。
銀行の掲示板に時間と気温が出ています。
旭川は、作家『井上靖』が生まれた街です。
旭川信用金庫本店横の緑橋通りに歌碑があります。
井上靖は、『敦煌』や『風林火山』などの歴史小説が有名ですが
私は、『あすなろ物語』や『しろばんば』などの自伝的小説が好きです。
その影響か、他の作家のものも
自伝的小説が好きです。
ノーベル賞を取るかと密かに願っていたけど
取れませんでしたねぇ~。
『井上靖記念館』には、5年前に行きました。
“ 私は十七歳の、この町で生まれ、
いま、百歳のこの町を歩く。
すべては、大きく変ったが、
ただ一つ変らぬものありとすれば、
それは、雪をかぶったナナカマドの、
あの赤い実の洋燈。
一歩、一歩、その汚れなき光に、
足許を照らされて行く。
現実と夢幻が、このように、
ぴったりと、調和した例を知らない。
ああ、北の王都・旭川の、
常に天を望む、凛呼たる詩精神。
それを縁どる、
雪をかぶったナナカマドの、
あの赤い実の洋燈。 ”
と、歌碑にあります。
やっぱり一度は、冬の旭川に来て見る価値があるのでしょう。