UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第二十五話Part4

2024-12-02 19:29:08 | 日記
「えっと……」
 
 小頭は困惑してた。だって自転車でやってきたのは昨日までの幾代とは違ったからだ。小頭が覚えてる昨日までの幾代は健康的に焼けた小麦色の肌が眩しい美少女だ。それにこんな大人っぽい体ではなかった。いや、もちろん幾代も高校生らしい瑞々しい体だったと思う。
 けどこの眼の前の人……いや鬼はやっぱり素晴らしい引き締まった体をしてる。引き締まってるのに、やけに突き出してるある部分。二つの丘。なのに腰はやけに細い。そして腰はかなりがっしりとしてる。まさに世にいうボン・キュ・ボン! というやつだろう。
 
 確かに幾代も美少女ではあったけど、ここまで「女」を全面に出してるように体ではなかった。まだ少女……ではあった。けど眼の前の女はまさに「女」なんだ。女の色気というのがムンムンしてるといっていいだろう。
 
「遅いぞ」
(喋れるじゃん)
 
 小頭は一番にそれを思った。兄に成り代わった鬼がそう喋ったのだ。今までは何も言ってもこの鬼は小頭へは言葉を返さなかった。でもそれでもお母さんも何も不思議におもってなかった。
 だからそういうものなんだろう……と勝手に納得してた。それにこいつは鬼……喋れなくても納得できたというのも大きい。なのに……だ。
 
「ごめんごめん。てかそっちが早いんじゃない? 私は時間通りにきたつもりだけど?」
「こっちは土地勘が無いんだぞ? いうなればお客様なわけだ。なら地元民のお前が先にいておもてなししてくれるのが普通だろ?」
「もう別にお客って感じでも無いでしょ? ねえ小頭ちゃん」
「え? あっはい」
「もう、どうしたの? 私達すっかり仲良くなったじゃーん!」
 
 そう言って何故か鬼の女は小頭の脇に手を入れて高い高いしてくる。ちょっと!? こっちはスカートなんですけど! ――と慌てる小頭。
 
「やめ! やめて! 見えちゃうから!!」
「むふふふ、今日はどの色かな?」
 
 そう言って鬼の女はなんのためらいもなく持ち上げた小頭のスカートに頭を突っ込んできた。それを冷めた目で見てる鬼。いやお兄ちゃんの役目をしてるのなら止めろよ――と小頭は思った。
 
「はあはあ……」
「うん、今日もかわいいね」
 
 何やら満足したような鬼女。それとは反対にぐったりしてる小頭。あれからも色々とかなり堪能……されてしまったようだ。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 125

2024-12-02 19:24:22 | 日記
「え? なんですかあれ?」
 
 私は目玉と戦ってる中、ふとしたことにきづきました。なんだかあんまり目玉が減ってる気がしない……と思ってたんです。けどそれはここが目玉を作る場所だからだろうと思ってました。
 実際その証拠にこの場所には大量の目玉がストックされてます。それは間違いないでしょう。それに今でもここの機械たちは稼働してます。色々とぶっ壊れてたりもするんですけど……でもそれでも稼働はしてるようです。
 
 だから今まさに生産されてるから……という理由だってあるかもです。けど……
 
「なんかちっちゃいのがいる?」
 
 私の視界には時々それが見えるのです。ちっちゃいの……と言うのはちっちゃい目玉です。目玉たちはどれもだいたい大きな目にニョロニョロとした腕を四から八本もってます。
 大体そんな形です。それのまさにミニサイズというのでしょうか? 普通の今まで戦って来たサイズの目玉がその目玉だけで二メートルはあろうかというくらいのサイズに対して、ミニサイズの目玉はまさに手のひらサイズといいましょうか? そんな感じです。
 
 あまりにもサイズ感が違いすぎて今まで気づかなかったのか、それともあのサイズの目玉はここにしかいないのか? 
 
(でも、この空間の船の全てをこの目玉たちが管理してるとなったら……普通サイズの目玉では通れないところもありますよね?)
 
 でも、今回見つけたミニサイズの目玉ならきっとそういうところもいけるでしょう。そのためのミニサイズの目玉なのかもしれません。どうやらミニサイズの目玉はこっちに攻撃をしてくることはないようです。そもそも戦闘力はないのかもしれません。
 
 だから気にする必要はない――と言いたい所ですが、私はミニサイズの目玉の役目をみました。それは床に落ちて壊れてる目玉をちらっと確認したときです。さっきの爆発でかなりの数の目玉が床で壊れました。破片になったやつだっているでしょう。
 
 でもどうやらまだ瓦礫とまではなってない目玉もいたよう。そこにまるでアリが死骸に群がるようにミニサイズの目玉が群がってました。私は食べてるのかな? と思いました。
 
 だってそういう光景はそれしか知りませんでしたし。でもどうやら違ったようです。きれいな感じで元通り……とはいきませんが、なんと普通サイズの目玉が動けるようになったのです。
 
 そう、どうやらミニサイズの目玉は普通サイスの目玉の修理ができるようです。これは厄介です。