丸森町から! 一條己(おさむ)のほっとする丸森

15頭の乳牛と田に30羽の合鴨。畑に特産ヤーコンを作っています。訪れるだけで「ほっとする町」丸森町の様子をつづります。

一般質問「福祉のまちづくり」についての、町長答弁 その2、大張・耕野地区にデーサービスなどの福祉施設設置を

2017-03-22 21:06:14 | 日記

  町内にはバランスよく福祉施設が設置されているが、大張・耕野地区はまだだ。

町水道の敷設がされ、条件が整った。旧丸森西中学校付近に

デーサービスなどの福祉施設を設置してはどうか。

 

町長答弁

 大きな1点目の第2点についておこたえします。

 本町では、第5次丸森町総合計画の基本方針に掲げる

「誰もがいきいきと安心して暮らせるまちづくり」をじつげんするため、

「いくつになっても元気で支え合い、安心して笑顔で暮らし続けられるまちづくり」を基本理念とした

平成27年度から3年間にわたる「第6期丸森町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定し、

高齢者福祉施策及び介護保険事業を展開しているところです。

 一方で、我が国の高齢者を取り巻く環境は、かってないほど大きな変化に直面しています。

急速に少子高齢化が進行しており、2025年には、いわゆる「団塊の世代が」75歳以上の後期高齢者となり、

超高齢化社会がさらに加速することになります。

 本町においても、本年1月末現在、総人口の14229人中65歳以上の高齢者は37.99%と

前年の同時期と比べ0.97ポイント上昇しており、

2025年には65歳以上の高齢化率は、43.3%まで達すると見込まれています。

 また、一人暮らしの高齢者世帯が増えるなど、世帯構造が変化する中で

医療や介護の需要がますます増加することが予測され、限られた資源を最大限に生かし、

それぞれの家庭や要介護者の状態に応じた適切な医療・介護を将来にわたって持続的かつ

安定的に提供していくための仕組みづくりが喫緊の課題となっております。

 第6期高齢者福祉計画・介護保険事業計画の実施にあたっては、

これまでの高齢者福祉施策の分析・評価を行いながら、

本町において優先的に取り組む事項を関係者とともに協議を重ねてまいりました。

第6期中間期にあたる今年4月には、新たな地域支援事業として、

「介護予防・日常生活支援総合事業」をスタートさせ、要支援者だけでなく、

要支援者になるおそれのある高齢者もたいしょうとした、食生活・運動・脳の活性化などの

分野における生活機能の回復、維持、向上に向けた取り組みをおこなっております。

 具体的には、いきいき元気クラブ、元気アップ講座、運動指導・運動サロンなどの事業の実施に力を入れ、

高齢者の通いの場を提供するとともに介護予防につながる活動をおこなう中で、参加者からは

「地域でのコミュニケーションの場に参加できてよかった」「楽しく運動ができ笑顔になれた」

「また参加したい」など前向きな意見を頂戴しております。

 今後、ご質問に揚げられた大張・耕野地区においても、こうしたかよいの場を通して、

地域でのコミュニケーションが図られ、少なからず心身の健康づくりに貢献しているものと考えております。

また、社会福祉協議会と連携し、ボランティア養成講座や地域支え合い講演会を開催し、

地域住民による相互支援の担い手育成に努め、住み慣れた地域の中で、昔ながらの顔見知り同士で支え合い、

見守る体制づくりに取り組んできたところです。

 旧西中学校跡地では、平成26年12月に金属部品の加工メーカーが、

東北地方の生産拠点となる新工場の立地をおこないました。

このような企業立地によって、地元での雇用が創出されることから地域の活力となり、

ひいてはそこに住む住民を支える力になると期待しているところです。

 同地区での福祉施設の設置につきましては、地形的要因や運営主体となるj行所の誘致、

介護人材の確保など、クリアしなければならない問題が多く、現時点ではん難しい状況であると考えております。

なお、残る第6期計画期間中、及び今後計画策定予定の第7期計画の中で、

よりよい高齢者福祉・介護保険事業を展開するべく、関係機関との連携を強化してまいります。