丸森町心身障害児者親の会研修会「心身障害者グループホーム」について
「テレビ局から電話があって、
豆腐のことやはらから福祉会のホームページについて紹介されるかも?
テレビを見てると、まつこさんの後のショーケースには、いろんな豆腐がいっぱい並んでました。
豆腐をご飯代わりにして豆腐料理をおかずに食べている「工藤しおり」さんが登場
2人で豆腐を食べたり、豆腐職人の取材を流したりしていましたが、なかなか出てきません。
そして、番組最後に、サプライズが、
「この豆腐に出会って私の人生が変わった」と紹介して持ち上げたのが
「すずしろの豆腐」800グラムの大きい豆腐432円でした。
次の日は午前3時出勤で体制を整えました。
電話がジャンジャンかかると思ったのですがゼロ。
ネットで注文で完売。
ただの普通の豆腐なのに。」と笑ってました。
そして、お願いしたら、近日中に「工藤しおりさん(28)が、槻木生涯学習センターにくる」そうです。
「はらから」の製品は、味、食感、価格が評価されて買われる。
障害者が作ったからというのは消費者の評価に入らない。
だから、モットー「良い商品をたくさん作ろう」
生活できるだけの賃金をえるために、商品を作ろう。
障害の重度も種類も関係ない。障害者福祉は、賃金かせいで生活していくのが問われている。
始まりは、卒業して仕事のない暮らしを見て悩んだ。就職を探したが無い。
在宅になってしまって、毎日が日曜日。家庭内トラブルになる。一番つらいことになる。
8時間働くことで、それが解決する。無認可で、養護学校のあった、船岡でスタート。
1人1000円出し合って、陶器を作った。粘土は失敗しても何度でも作り直せるし、
賞味期限がない。いろんな施設がとりくんでいた。
だめだった、在庫の山になった。売れない。
それではと野菜などを仕入れて売った。
その中に、丸森の「青葉豆腐」があって、毎回豆腐が売れていた。
それではと「蔵王すずしろ豆腐」を作った。
売れないピンチは、売れるチャンスになった。
5人でスタート→80人→400人の集団になった。
儲かるものを作ろう。それでも、半分は失敗
平成5年から、豆腐を作り続けて、軌道に乗るまで10年かかった。
最初に始めてから35年経った。そして、
「この豆腐に出会って私の人生がかわった。」という工藤しおりさん。
たった1人の評価が「はらから豆腐」の感動を生んだ。
すずしろ作業所で働いている入所者の仕事がこれを生んだ。
人間の出来る事は障害者にもできる。
「グループホーム」について
一番のよりどころは、働くこと。
障害が重くても、どうしたら出来るようになるか。ヒトは何のために働くのか。3っつある。
一つは生活。一つは社会的役割。一つは自己実現。
どんなに困難でもできないことはない。
グループホームは生活の場だが、それだけでは生活にならない。
16時間の消費する時間を支える、働く8時間が問われる。
週休2日で働く40時間をいかに充実したものにするかが大切。
つづく