なにもないよ!
「おい!何かないか?」
「なにもないよ!・・・」我輩がカミさんに尋ねると大概(タイガイ)こんな答えが返ってくる。
昨日は一昨日の大雪で外出できず、仕方なく時代劇の文庫本を読んでいると何時の間にか、お昼を過ぎていた。
なんとなく空腹を感じて・・・
「さてっと・・コーヒーでも飲むか?」と独り言を言って本を閉じテーブルから立ち上がろうとした瞬間・・・・
「なにもないよ・・・」側のカミさんからこんな言葉が出た。
「なくて、いいよ」構わず立ち上がり台所に向かいコップと匙、を持ってインスタント・コーヒーを入れてジャーからお湯を差す。
以前はドリップが好きだったが後片付けが大変なので近頃はインスタント オンリーだ。
コーヒーを持って来てテーブルに座り、また、本を開く。
ふと隣を見ると今まで、なにやらやっていたカミさんの姿がない。
何処に行ったのだろう?と思うが狭い我家である。トイレでも言ったのかな?
気にもしないで少し読み始めたときにカミさんが
「これでお昼にしてよ?」と大きなトレーを出した。
見ると2枚のトーストとバターにジャムが乗っている。
「おい、あるじゃ~ないか?」
「あるのは、こんなものよ」済まして言う。
毎度のことである。
カミさんは「○○ならあるが・・・」など決して言わない。
先ず、最初に「なにもないよ」と一発 我輩に咬ますのだ。
謂わば 我輩に言わせれば確定的な知能犯だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
随分と前のことだが「○○○ならあるが・・?」と答えたことがあった。
「そう、じゃ~頼む」そういって我輩は自分で酒を出しながら○○○を摘みにする心算だった。
先ず冷酒をチビリと口に含み酒の味を味合う。
そうしてカミさんの待ってきた摘みを口にしたものだ。
然しその時、その出されたものの余りの不味さに思わず・・・・。
「おいこれッ ナンだ?」と怒鳴ったものだ。
「○○○だよ」
「これが?」
「お前 これは痛んでいるぞ!」
「俺を殺す気か?」
「痛んでなんかいないよ!」
「○○○でいいと言うから出したのに・・・」
そう言いながら、あっと言う間に、さっさと、目前の出したものを片付けたものだ。
我輩は仏壇のお供えものの落雁を持って来て、とりあえず酒の摘みにして飲んだ。
カミさんはなにも言わずに じ~と酒を飲む我輩を見ていた。
以来、カミさんの「なにもないよ」が始まり、口癖になったようだ。
これは、もう20年以上も前のことであった。
執念 深いこと夥(オビタダ)しい!女性は怖い!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カミさんの出したトーストにバターを付け、それを片手に持ちながら、コーヒーを飲む。余り行儀はよくないが二人きりの大人の世界である。
誰にも気兼ねをしない“無礼講”である。
チト 意味が違う?
TVでは昨日の雪が凍り凍った雪道で見事に転ぶ通行人を面白おかしく報道している。
「今日は道が凍っているのが分からないのかね~~」
「今日のような日になんでお年寄りが出かけるのかね~?」とカミさんが嘆いている。
「それそれ、そんな歩き方では転ぶよ」とTVを見ながら叫んでいる。
つい、TVを見ると、まるで目前で転んだように若い子も、おばさんも見事に転ぶのが見えた。
コーヒーを飲みながら本を読み、カミさんの怒鳴り声でTVを見る。
「おい!なにか甘い物はないか?」
「ないよ」
「ないか?」
最近 我輩は自分で買い物に行っていない。すると・・・・
「忘れてたよ。チョコレートがあった」
「それでいいよ」何処からか?チョコレートを出してきた。
こんなことは珍しい!
よほどご機嫌がよい時でないと追加注文の品物は出てこない。
TVを見ながら“私は決して転ばないよ”と言う自信が、なさしめたのか?
我輩がカミさんが居ない時に台所に入り何か無いかとよく探すが、見つかったことがない。
それでも、こうしてチョコレートが出てくる。
一体 何処に隠しているのか?不思議に思う。
いつも文句の多い我輩だ。
此の際は一応 基本的に “なにもない!”を認めておいたほうがいいようだ。
低脳の”くそ爺”はそう考えた。
「おい!何かないか?」
「なにもないよ!・・・」我輩がカミさんに尋ねると大概(タイガイ)こんな答えが返ってくる。
昨日は一昨日の大雪で外出できず、仕方なく時代劇の文庫本を読んでいると何時の間にか、お昼を過ぎていた。
なんとなく空腹を感じて・・・
「さてっと・・コーヒーでも飲むか?」と独り言を言って本を閉じテーブルから立ち上がろうとした瞬間・・・・
「なにもないよ・・・」側のカミさんからこんな言葉が出た。
「なくて、いいよ」構わず立ち上がり台所に向かいコップと匙、を持ってインスタント・コーヒーを入れてジャーからお湯を差す。
以前はドリップが好きだったが後片付けが大変なので近頃はインスタント オンリーだ。
コーヒーを持って来てテーブルに座り、また、本を開く。
ふと隣を見ると今まで、なにやらやっていたカミさんの姿がない。
何処に行ったのだろう?と思うが狭い我家である。トイレでも言ったのかな?
気にもしないで少し読み始めたときにカミさんが
「これでお昼にしてよ?」と大きなトレーを出した。
見ると2枚のトーストとバターにジャムが乗っている。
「おい、あるじゃ~ないか?」
「あるのは、こんなものよ」済まして言う。
毎度のことである。
カミさんは「○○ならあるが・・・」など決して言わない。
先ず、最初に「なにもないよ」と一発 我輩に咬ますのだ。
謂わば 我輩に言わせれば確定的な知能犯だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
随分と前のことだが「○○○ならあるが・・?」と答えたことがあった。
「そう、じゃ~頼む」そういって我輩は自分で酒を出しながら○○○を摘みにする心算だった。
先ず冷酒をチビリと口に含み酒の味を味合う。
そうしてカミさんの待ってきた摘みを口にしたものだ。
然しその時、その出されたものの余りの不味さに思わず・・・・。
「おいこれッ ナンだ?」と怒鳴ったものだ。
「○○○だよ」
「これが?」
「お前 これは痛んでいるぞ!」
「俺を殺す気か?」
「痛んでなんかいないよ!」
「○○○でいいと言うから出したのに・・・」
そう言いながら、あっと言う間に、さっさと、目前の出したものを片付けたものだ。
我輩は仏壇のお供えものの落雁を持って来て、とりあえず酒の摘みにして飲んだ。
カミさんはなにも言わずに じ~と酒を飲む我輩を見ていた。
以来、カミさんの「なにもないよ」が始まり、口癖になったようだ。
これは、もう20年以上も前のことであった。
執念 深いこと夥(オビタダ)しい!女性は怖い!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
カミさんの出したトーストにバターを付け、それを片手に持ちながら、コーヒーを飲む。余り行儀はよくないが二人きりの大人の世界である。
誰にも気兼ねをしない“無礼講”である。
チト 意味が違う?
TVでは昨日の雪が凍り凍った雪道で見事に転ぶ通行人を面白おかしく報道している。
「今日は道が凍っているのが分からないのかね~~」
「今日のような日になんでお年寄りが出かけるのかね~?」とカミさんが嘆いている。
「それそれ、そんな歩き方では転ぶよ」とTVを見ながら叫んでいる。
つい、TVを見ると、まるで目前で転んだように若い子も、おばさんも見事に転ぶのが見えた。
コーヒーを飲みながら本を読み、カミさんの怒鳴り声でTVを見る。
「おい!なにか甘い物はないか?」
「ないよ」
「ないか?」
最近 我輩は自分で買い物に行っていない。すると・・・・
「忘れてたよ。チョコレートがあった」
「それでいいよ」何処からか?チョコレートを出してきた。
こんなことは珍しい!
よほどご機嫌がよい時でないと追加注文の品物は出てこない。
TVを見ながら“私は決して転ばないよ”と言う自信が、なさしめたのか?
我輩がカミさんが居ない時に台所に入り何か無いかとよく探すが、見つかったことがない。
それでも、こうしてチョコレートが出てくる。
一体 何処に隠しているのか?不思議に思う。
いつも文句の多い我輩だ。
此の際は一応 基本的に “なにもない!”を認めておいたほうがいいようだ。
低脳の”くそ爺”はそう考えた。
ゴミ置き場の除雪は大変だと想像します。ホントに雪が降らないといいですね。
昨夜のニュースで札幌の”雪祭り”が大きく報道されていました。規模が随分と大きいようですね。
もう直ぐに春ですね。
こちらの雪はもう道路の端に高さ30~40cmの小山になっています。車は昨日午後から走れます。
ここは少し丘になっていて麓より積雪量は多いようでした。麓には既に雪はありません。
気温は朝は6度でしたが昼間は9度で日差しも強く感じました。
今週はごみ集積所の当番だ!6時前に除雪をし網を広げなければならない。寒さの厳しい朝は雪が降らない。エゴだけど今週は雪の降らぬことを願う。