”タイギ”になった・・・ 2008-10-18 10:05:48 | ネタ タイギになる? タイギ!田舎(山口県 岩国)の言葉で、何かするときに、 “なんとなくやりたく、なくなった“ ことを意味する言葉と思うが? 久しく帰郷していなく、田舎言葉も忘れてきた。 近頃の我輩は歳の所為か?何をするにも、この“タイギ”になることが多い。 何かをしようと思うが思うだけで、中々やらない。 いわゆる、“タイギ”になって気持ちが動かなく、なにもしないのだ。 更に言うならば、このような怠け者の奴を田舎では“ノークレ者”と言う。 我輩が子供のころ、言いつけられたことをしなかった時に、よく 「このノーク者奴(メ)」と叱られたものだ。 このような近頃の自分に“ヤレンナ~“ とも思う。 この ”ヤレンナ~“ も方言で ”始末におえない“ ”どうしようもない“ とでも言う投げ出した気持ちを表す意味かと思う。 長く、こちら(関東)にいて既に田舎言葉の殆どを忘れているが、時々何かの拍子に田舎言葉を思い出す。 思い出した“田舎言葉(方言)”が正しい?かどうかは? 今となっては疑問である。 然し、たとえ、それが間違って使ったとしても、そこには田舎がある。 子供時代が懐かしく思いだされるのである。 この田舎言葉もアクセントが難しい! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 昔 学生時代 帰省したときには周りは全て岩国弁である。 両親も兄弟も・・・・。 夏なので錦川の錦帯橋から少し上流にある親戚に行った時のことである。 その時に、その親戚の子供(小学生?)との会話に、つい岩国弁を使ったことがあるが、その子は我輩の話す顔ばかりを見ていた。 話が一段落ついたときにその子は「それッ 東京弁?」と尋ねられたことがある。 驚いたのは我輩である。 それは、そこに居たみんなと同じ言葉(岩国弁)を使った心算だったからである。 我輩はスッカリ岩国弁のイントネイションを失念していて発音が正確に言えなくなっていたのだ。 子供は正直だ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そういえば、もう半世紀以上になるが、我輩が会社員時代に親戚の子供(確か小学生)が社宅に来たことがあるが、その子が大人の我輩夫婦に 「ワシャ~ノゥ~・・・・」と喋りだすので、驚いたのはカミさんである。 カミさんが、そ~ォ と我輩に「あの言葉は広島弁?」と聞く。 「いや岩国弁だ、広島弁は少し違う・・」 と説明したが、我輩の岩国弁も広島弁も、既にいささか怪しくなってきていた。 我輩も負けずに「ワシも ノウ~・・・」と答えるが、どうも、さまにならないらしく、我輩が岩国弁で答える言葉がおかしいらしく、我輩が話すたびに、その子は無邪気に笑い出したのだ。 罪のないことであるが・・・・。 結局 我輩は普通に喋ったことを思い出した。 時々、岩国の弟と電話で話すことがあるが、弟は東京で学生時代を送ったにも係わらず、完全な岩国弁である。 多分東京でも岩国弁を使っていたのでは?と想像する。 我輩が現役時代にも広島弁一筋で決して東京弁(関東弁)を使わなかった方がいらっしゃった。 *会社の出身場所は広島であったので社内では広島弁が主流であった。 また話がそれたが岩国の弟の家に電話すると最初に出られる奥さんも岩国弁で話されるが(当たり前であるが・・・)その度に懐かしい思い(香りかな?)がする。 弟が電話にでると、岩国弁の連射である。 岩国弁は 沖縄、鹿児島、東北ほど理解に苦しむことはない。 こちらでは、岩国弁は全て“広島弁”と解釈されているようだ。 これは地元の方でないと広島弁と岩国弁の区別はつかないと思う。 ”タイギ”の方便から随分と話が飛躍したがお国言葉は懐かしい。 一度生きているうちにお墓参りに帰らなければと痛切に思う、きょうこのごろである。 若しも今 岩国に帰ったらなんと言われるだろう? 「osamuさんかいね~ェ?」 「よう帰ってきんさったのう。元気じゃったんじゃの~オ~」かな? こんときは、なんと答えてよいんかねエ~? 「おばさんも元気そうでええの~オ」これは、ちと違うかのオ~? PS:だいぶ、岩国弁の用法や言葉が違うと想像します。 ブック・マークのmorikouを見て下さい。 岩国弁丸出しのブログです(苦笑) morikouさん「すまんの~オ」 気が付いたところ直して・・・ « ネット・サーフィン こぼれ話 | トップ | やはり「サギ」だよ~ »
6 コメント コメント日が 古い順 | 新しい順 方言 (沼じじ) 2008-10-18 11:23:17 お国訛りはいいですね。心安らぎます。「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」-啄木-義父は岩手出身、中学を出て北海道の鉄道マンになり東北弁のまま車掌になり放送、客との対話に悩んだとよく話していました。私は生粋の道産子で北海道弁にどっぷりです。しかし親が四国と秋田なのでそちらの方言も出ます。北海道でも海岸(浜ことば)地方の言葉はよく分かりません。 返信する Unknown (薬作り職人) 2008-10-18 12:48:54 学生時代の東京生活で、生まれ故郷の福井の方便が抜けてしまいました、、といいたいところですが、いまでもぽろぽろと出てきますね。関西に住んでるから関西弁も身に付いたし、いわゆるトリリンガルってやつかなぁ。外国語もこんな風に習得できたらいいんですけどね。 返信する 啄木の詩 (osamu) 2008-10-19 02:06:45 啄木の詩は好きで学生時代よく読みまた、暗唱をしていて酔っ払うと叫んだものです。この詩もいいですね~沼じじさんも本拠地の北海道弁は兎も角 秋田弁(津軽?)四国弁?も使われんですね。我家のカミさんも時々ビックリする北海道の方言を今持って言います。子供のころが忘れられないのでしょう。私の岩国弁は取ってつけたようです。でも相手の岩国弁はいいですね~何時もいいコメント有難うございます。 返信する 薬作り職人さん へ (osamu) 2008-10-19 02:27:19 東京での学生時代は”職人さん”の場合は大学院を含めて6年ですね?それでも福井の方便を忘れないとは流石です。私の場合4年でしたが、そのまま東京の本店の設計科に配属されて帰郷はしなく数年後の後に年に一度か?二度?かの帰省でしたので、田舎の方便は早く失せました。中には広島に1年赴任しただけで社内で広島弁を達者に喋る若い社員(群馬:前橋出身)もいましたが、こんな奴、好きに慣れませんでしたね。これも才能ですか?達者そうに見えて何処かが欠けている感じでした。多分 広島の ”心”ではないかと思います。職人さんのブログは今も、自然科学部門のブログ・ランキングは1位を保っています。職人さんの弛まぬ努力には感心しています。いつも暖かいコメント有難うございます。 返信する 岩国弁 (ベン) 2008-10-20 01:06:31 お早うございます。今朝は又懐かしい広島弁?岩国弁に触れて岩国に住む姉の話し振りを振り返って思い出していました。私はもう広島弁は理解出来ても同じ様には喋られません。私の日本語はロサンゼルスで馴れた怪しい日本語です。日本中の各県から集まって来られている街なのでそれなりの日本語が話される様になったのでしょう。私が14年間バンク オブ アメリカ銀行で勤めた後、東京銀行に勤務する様になってから日本語を話す機会が多くなりましたが、同僚の人から私の話す日本語は可笑しい等と言われた事が有りました。それ以来日本語の難しさを感じ先ず日本の書道から始めました。「タイギ」はずーっと「大儀」の意味だと思っ来ましたから方言とは思いませんでしたよ。然し、余り使いませんよね。銀行にも広島出身の方が数人居られて非常に懐かしい口調で話されていたのを思い出します。身に付けた方言や訛りは中々直らないものですね。然し親しみが持てて良いですね。 返信する べんさんへ (osamu) 2008-10-20 18:31:28 タイギは正確には”タイギイ~”でしょうか?岩国に帰郷しても会話は分かりますが、こちらは普段の言葉です。変に真似をしますと”変な言葉”になるようです。でも、あの口調を聞くとふるさとを思い出します。ただ、小さな子供が「ワシャ~ノ~ウ~・・・」と話されると年寄り臭くてね~。噴出したくなります。 返信する 規約違反等の連絡 コメントを投稿 goo blogにログインしてコメントを投稿すると、コメントに対する返信があった場合に通知が届きます。 ※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます 名前 タイトル URL ※名前とURLを記憶する コメント ※絵文字はJavaScriptが有効な環境でのみご利用いただけます。 ▼ 絵文字を表示 携帯絵文字 リスト1 リスト2 リスト3 リスト4 リスト5 ユーザー作品 ▲ 閉じる コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。 コメント利用規約に同意する 数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。 コメントを投稿する
「ふるさとの訛なつかし
停車場の人ごみの中に
そを聴きにゆく」-啄木-
義父は岩手出身、中学を出て北海道の鉄道マンになり
東北弁のまま車掌になり放送、客との対話に悩んだと
よく話していました。
私は生粋の道産子で北海道弁にどっぷりです。
しかし親が四国と秋田なのでそちらの方言も出ます。
北海道でも海岸(浜ことば)地方の言葉はよく分かりません。
といいたいところですが、いまでもぽろぽろと出てきますね。
関西に住んでるから関西弁も身に付いたし、いわゆるトリリンガルってやつかなぁ。外国語もこんな風に習得できたらいいんですけどね。
沼じじさんも本拠地の北海道弁は兎も角 秋田弁(津軽?)四国弁?も使われんですね。我家のカミさんも時々ビックリする北海道の方言を今持って言います。
子供のころが忘れられないのでしょう。
私の岩国弁は取ってつけたようです。でも相手の岩国弁はいいですね~
何時もいいコメント有難うございます。
中には広島に1年赴任しただけで社内で広島弁を達者に喋る若い社員(群馬:前橋出身)もいましたが、こんな奴、好きに慣れませんでしたね。これも才能ですか?達者そうに見えて何処かが欠けている感じでした。多分 広島の ”心”ではないかと思います。
職人さんのブログは今も、自然科学部門のブログ・ランキングは1位を保っています。職人さんの弛まぬ努力には感心しています。
いつも暖かいコメント有難うございます。