都立高専交流委員会ブログ

都立高専と城南地域の中小企業(特に製造業)との交流・連係を図り、相互の利益と地域社会・地域経済の発展を目指します。

日刊工業新聞に 学生海外派遣 の記事が掲載されました。

2008年10月12日 | Weblog

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現地の担当者から説明を受ける佐々木さん(中央)と伊藤さん(右)
 
  
 
    ☆★☆☆ 都立高専交流委員会よりのお知らせ  2008.10.12 ☆☆★☆
 
 
  日刊工業新聞に 学生海外派遣 の記事が掲載されました。
 
 
 10月9日(木)の 日刊工業新聞 に
 中小企業家経営塾 学生海外派遣 の記事が掲載されました。
 
 ところが
 東京中小企業家同友会大田支部(高専交流委員会)の文字も、
 この 学生海外派遣 が、
 地域の経営者の皆様の寄付によって実現した記載もありません。
 
 どうやら、
 記者が書いた記事のこの部分が、編集段階で抜け落ちてしまったようです。
 
 
 下記の注釈をつけて、この記事を紹介させていただきます。
 
 「中小企業家経営塾」は、
 都立高専(品川キャンパス)のカリキュラム(経営学=選択科目)ですが
 
 東京中小企業家同友会大田支部と学校が共同で立ち上げ、
 地域の中小企業経営者の皆様のご協力を得て、共同で運営しているものです。
 (平成14~15年度は、学生有志への塾[単位なし]として運営され、
  以降も、有志学生の聴講を受入れています。)
 
 また、
 
 「中小企業家経営塾」の受講生から優秀者を選抜し、
 海外学習の機会を与える「学生海外派遣」は、
 
 地域産業や技術系企業のグロ-バル展開、グロ-バルな工程分業に照応した
 受け手の学生の感性や授業環境のグロ-バル化を目的で始められたものです。

 
 学校の先生方と私共の議論から生まれ
 学校の同窓会よりの寄付、東京中小企業家同友会の支部予算、
 私共の呼びかけに応えていただいた地域の企業、経営者の皆様の寄付による
 「学生海外派遣基金」によるものであり
 派遣母体は、この基金が設置された 財団法人 鮫洲会 となっています。
 
 
 なお、
 
 昨年度の「中小企業家経営塾」の報告書を学校よりいただいております。
 ご希望の方にお送りさせていただきますので、
 発送先明示の上、下記にご請求下さい。
 (部数に限りがありますのでお早めにお願い申し上げます。)
  
gc-tanaka@mb.neweb.ne.jp 
 
 第一回「学生海外派遣」の報告会を開催致しますので、
 ご参加いただけば幸いです。
 
       中小企業家経営塾 第1回 学生海外派遣 報告会
 
■ 日時 11月2日(日) 11時00分~
■ 場所 都立産技高専 品川キャンパス 西棟2F 地域交流室・展示コ-ナ-
        http://www.metro-cit.ac.jp/general/map_sina.html
 
 海外学習に派遣した学生を中心に、報告会を開催致します。
 前日より高専祭(文化祭)となりますので、この機会に、学校をご見学いただけば幸いです。 
 
 
 以下が、日刊工業新聞(2008.10.9)の記事となります。
 
  
 
       都立産技高専  中国・大連にインタ-ン派遣
   
             ~ ~ 海 外 で モ ノ づ く り 経 験 ~ ~                 
 
 
 東京都立産業技術高等専門学校が開校している「中小企業家経営塾」の受講生2人が
 中国・大連の日系企業にインタ-ンシップに派遣された。
 
 この講座は地元の経営者が講師となって
 モノづくりの楽しみや苦労話、経営などを伝える「産学連携」の取り組み。
 
 同校の前身である都立(工業)高専は京浜工業地帯にキャンパスがある土地柄、
 地元のモノづくり中小企業と25年近くにわたり連携してきた経緯がある。
 今回の海外派遣の成果には地元企業からも多くの期待が寄せられている。
 
          *  *  *  *  *  *  *  *  *  
 
 日本から多くの製造業が中国に流失したため、
 日本のモノづくりの原点が同国の日系企業にあるという理由から、
 今回の海外派遣につながった。
 
 打診を受けたプラスチック金型用部品製造などを手がける地元企業
 「パンチ工業」(東京都港区)は、
 中国・大連で展開している2工場での受け入れを快諾。
 
 同社の佐藤衛総務部長は
 「精度を高さはじめとする
  日本のモノづくりの原点を知ってもらうために協力した」と話す。
 
 派遣された学生は
 機械工学科4年の佐々木亮治さんと電子情報工学科4年の伊藤文成さんの2人。
 現地では3日間、就業体験を行なった。
 旋盤を操り、社員寮で寝泊まりをした。
 
 「工場の面積が大きく、設備もゆったりと置かれていた」(佐々木さん)
 「(整理整頓などの)5S+1S、
  つまりセキュリティ-を入れた6Sが徹底されていた」(伊藤さん)というのが感想。
 
 2人が苦労したのは言葉の壁だったという。
 
 佐々木さんは
 「言葉がわからないからと尻込みせず、
  もっと積極的にコミュニケ-ションをとるべきだった」と反省点を口にする。
 
 来年、就職活動を控える2人。
 
 佐々木さんは
 「この経験でますます機械加工の仕事がしたいと思うようになった」と話し
 プログラマ-志望の伊藤さんは
 「幅広く知識を吸収することの重要性が学べた。将来は海外でも働いてみたい」と夢を語る。
 
 09年も海外インタ-ンシップ派遣事業が決まっている。
 
 引率した同校の遠山恭司准教授は、
 「次回は出発前に中国語の勉強を第一に取り組みたい」と目標を語る。