音羽台みんなの生活ブログ

社会福祉法人翠生会  特別養護老人ホーム 音羽台レジデンス 板橋区にあるユニット型特養です。

開かれた対話から生まれるもの

2016-02-05 21:03:11 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

今日は、音羽台で看取らせていただいた方のお通夜に行ってきました。とても安らかな表情をされていました。ご家族からもお言葉をいただき、よい仕事ができたのかな…と感想を持たせていただきました。ありがとうございました。

最近、思うんです。入居されている方たちの生活は、入居されている方を交えて話し合わないといけないのではないかと。
開かれた対話(オープンダイアローグ)を知ったことがきっかけになり、入居されている方たちと、話し合うことが増えました。

最近では、一階ロビーにカフェと駄菓子屋さんの開店を企画しています。当初は、職員本位に企画を進行していました(はるか前にブログにアップしたかもしれません)。でも、どうにも行き詰る…。
そこで、今は、入居の方の代表、デイサービスにおこしの方たちを交え、毎週、企画会議をしています。施設に住む方たち、施設を利用する方たちを話に交えないで、良いものができるわけがありません…と気づいたのです。自分たちがほしいサービスは自分たちで作ってしまうのです。音羽台の入居者さん、利用者さんは、すごいのです。


店名は、ニュー成増カフェになりそうな感じです。変わるかもしれませんが。このへんも、皆さんで決めています。


いろんな意見が出てきます。意見から始めます。言いっぱなしで結構です。


自分たちがほしいカフェ、地域の子どもたちが遊びに来てくれる駄菓子屋…


できるといいな。
楽しみに続報をお待ちください。

そういえば、入居者さんが立ち上げたサロンで、レクリエーションの企画会議も行われていました。

こちらも楽しみです。
オープンダイアローグが、じわじわと自然な形で浸透していくと、みんな幸せになる気がします。
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十文字女子学園とオープンなダイアローグ

2016-02-05 20:47:19 | 相談員 日記
相談員の高橋です。

2月2日 5日と十文字女子学園 人間発達心理学科の生徒(3年 4年)が30名ほど、見学実習に来てくれました。
講義+実習の形式で半日。私は、講義を担当。実習は、入居されている方が担当してくださいました。

この実習の目的は「受講する学生が、自らの将来を考えるうえで『心理学を活かす』という視点を実質化することを目指す」とありました。

む、なかなか難題です。私は、社会福祉を基礎資格とした生活相談員です。心理学は、さっぱりわかりません。私が、彼女たちに教えることを私が考えても、的外れなことばかりのような気がしました。

そこで、オープンダイアローグ。

皆が知りたいことを皆で対話し、その答えに沿った講義をする。この実習を通して学びたいこと、知りたいことから始まり、特養のイメージを聞き、認知症の方のイメージを聞きました。それぞれ、あまり明るいイメージではないようでした。特に認知症に関しては。

講義を行い、それぞれ入居の方たちと1時間のコミュニケーション。入居の方たちが明るく迎え入れて下さり、彼女たちは幸せを感じてくれたのではないでしょうか。
「同じ話が何度も出てきたり、すぐに忘れてしまうこともありましたが、私たちを楽しませてくれようと笑顔で、お話をしてくれました。」「本当に皆さん優しかった。」などなど。
特養に対するイメージ、認知症の方に対するイメージは大きく変わったようでした。

入居されている方たちも楽しかったみたいです。また、来てくださいね。
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