ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

花の谷。苺

2010-09-22 00:27:12 | 花の谷
 「爺ちゃん。おる??。」咲さんだ。

 「あ!こんにちは。かわいい赤ちゃんですね。」
若い女性と幼児の姿に少し驚いているようだ。ここは、お客さんの訪問はめったにないことなのだ。

 「おーい。ここ。」

 爺やんは、裏でメダカの水槽の水を替えている。20近い水槽の水を替えるにはざっと1時間はかかるのだが、爺やんにとっては楽しい時間なのだ。

 咲さんは、爺やんの近くに足早に寄ってから、

 「最近忙しゅうなったがやけんど、アルバイトを雇うても、かまんろうか。」咲さんにはハウス苺の栽培を任せてあるのだ。
 「今いくつ出せゆうぜよ?」爺やんは咲さんに聞いてみた。「いま200パックです。」
 「ほんなら、明日は手伝いに行くき、それからにしょう。朝1番で行くき。」

 「誰か、考えちゅう人はおるがかえ?。」「うん。まあ。」そういうなり咲さんは、帰っていった。

 爺やンが水槽の世話を中断して、部屋に入ってきた。

 「山崎のにいやンが帰ってきたみたいなにゃあ。」

 携帯電話をかけている。「にいやんか、お客さんが来ちゅうがやけんど。」
 「こっちへ来るかえ、そっちへ行ってもらおうか?」「あ~、わかった。」

 「2~3分もしたらここへ来るそうなきね。もうちょっとまっちょってください。」

 女性は、少し緊張しているようだ。不安そうでもある。目が泳いでいるのだ。

 

やろうや。

2010-09-22 00:23:17 | Vision East
 “A watched pot never boils”という英語のことわざがある。直訳すれば、「待っていると、決してお湯は沸かない」

 「そればかりを考えていたら、そこにはなかなかたどり着かない」と意訳できる。

 そんなことを考えながら、先ほどまで会議をしていたのですが、今日の会議全く認識がなく会議開始時間にまだ南国にいたのです。
 事務局から電話をもらって、会議場所に直行。最後の1時間だけ参加をいたしました。

 高知県の中芸地域の観光問題についての会議だったのですが、発言はばらばら、これからどうするんだろう。少し気になったね。

 高知県の東部地域は、これからです。