ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

切られる木。

2009-09-10 06:36:38 | 旅行
 昨日、古くからの友人と2人で松山に行ってきました。「ゆっくりいこうや。」

 多分1人だと、高速に乗っていったことでしょう。機械を取りにトラックでの旅でした。

 海岸をひたすら走ります。桂浜街道も少なかったですね。時間が早かったからでしょうか、思ったより人が少なかったね。
 それから、仁淀川の西岸を北上、伊野町に向かいます。
 まあ、彼の電話も私のものも鳴るのです。ありがたいのですが、やはり電話のないように神経がいっているのでしょう、あのあたりの記憶がないのです。誰と誰とどんな話をした、といった記憶があるのにね。やはり運転中の電話はよくないのでしょう。私は助手席ですがね。

 伊野町で33号線に合流。 ひたすら松山方面に向かいます。

 佐川町や越知町も久しぶりの訪問といった感じでしたが、道路沿いの店舗が店を閉めているのです。高速道路が出来た影響でしょうかね、通行量の減少が廃業に向かったのでしょうか。シャッターやカーテンで仕切ったり、ロープを張って駐車場に入れないようにしたり、・・・。寂しいことです。

 どのあたりだったか、田んぼの側の大きな木を切っているのに、出くわしたのです。大きな木でした。もう既に半分ぐらいの枝を小切っておりましたが、またまたさびしくなりました。あの木、100年近くたっていたであろうになあ。4~5人の人がチェ-ンソーを使ったり、ロープで枝を引いたりして、まあ効率的作業ではありましたがね・・。大人2人で手をつないでも届かないぐらいの、太い木だったのです。邪魔にもなるまいになあ。

 松山はあいも変わらず、街中に緑が多くてきれいだったねえ。
 用事はすぐに済んで、すぐに帰路に着いたことでしたが、帰りの時間には、木は立ってはおりませんでした。

 都市は木を植えようとして、田舎の風景からは100年の時間を経た木も消えてゆくのです。

 店も閉まるのですが、そのうち人もいなくなるのでしょう。

 寂しいことです。

 

 

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