ふくろう親父の昔語り

地域の歴史とか、その時々の感想などを、書き続けてみたいと思います。
高知県の東のほうの物語です。

伊予之二名島

2009-10-25 15:10:22 | 昔話
 古事記をご存知だと思います。四国のことを「伊予之二名島」と記しています。 日本書紀には「伊予之二名洲」とあります。
 古事記にはこの島は体は一つだが、顔が四つありそれぞれ名前が付いているのです。とあります。

 皆さんよくご存知の国生み話です。
 伊予は愛比売(えひめ)で讃岐国は飯依比古(いよりひこ)。粟国は(おほげつひめ)、土佐は建依別(たけよりわけ)。なにしろ1000年以上前のことで、よくわからないといったほうがいいぐらいなのですが、そのような記載があります。
 男性名が2県、女性名が2県なのです。土佐と讃岐が男性で、愛媛と徳島が女性なのです。しかし組み合わせが難しいよね。明治維新の後、一時徳島県と高知県は同じ枠組みになったことがありましたから、最近では徳島・高知。そして讃岐と愛媛でしょうか。しかしそうすれば経済格差が進みますね。
 これからは四国州ですから。「四国は一つ。」そのような認識で考えたいですね。

 奈良時代ぐらいから以前の高知の資料が余りないもので、比較したりすることが出来ないのです。まだ愛媛県にはかえって、土佐のものもあるのかもしれません。今度は県立図書館にでも行って資料を探しましょう。
 なにしろ伊予之二名島なのですから。

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