最寄駅から家まで帰る道の途中に、この辺りでは豪邸とされる規模の邸宅があります。
引っ越してきた当初は住宅街の暗い夜道が怖かったのですが、その家を囲むプランターには先端にLEDのついたスティックが挿してあり、歩道を少し明るくしてくれていて、ホッとしました。
明りがついているのは冬の間だけなのかな~なんて思っていたら、みるみるうちに動物や某キャラクターや某遊具の形をしたライトがボンボンと置かれて、煌々と邸宅の前を照らすようになりました。
冬が過ぎても明りは灯り続け、夏が終わるころには邸宅の3階から2階までを青色のLEDが無数に垂れ下がり、さながら光るナイアガラのようなものまで出現しました。
初めてナイアガラを見たとき、私は心配しました。
「これは近隣から苦情が来るに違いない…。イルミネーションが消されてしまったらどうしよう」。
この家の前の通りは5メートル程度の一方通行で、さして広くはありません。
そして、邸宅の前には一般のお宅があります。
LEDのナイアガラは、目の前の2階建ての家全体を青々と照らしていました。
私の心配を裏付けるように、ある日突然全てのイルミネーションが消えてしまいました。
残念ですが仕方がありません。
何事もやりすぎは良くないよね…。

その後しばらくはおとなしかったイルミネーションですが、最近新たにクリスマスツリーが置かれ、なぜかそれだけ光るようになりました。
クリスマスシーズンが終わっても、ツリーが光り続けることを願ってやみません。