
サントリーホールに行ってびっくり。

前から3列目のかぶりつき。
しかも右端から2番目。

キーシン君の顔はよく見えるけれど、手は全く見えない。

いやーん、ピアノコンサートで手が見えない席は初めて!
滅多に行けないキーシンなのにS席にせずA席にしたことをもの凄く後悔。
しかし演奏が始まってみると、その思いはすぐに消えた。
音さえ聞こえれば手が見える見えないは関係ないと気づいた。
それ程、彼の音は素晴らしい。

それより前から3列目だからこそ、彼の『気』がもの凄くよく伝わる。
うなり声や息づかい。
ペダリング。
あぁ、3列目で良かった!!
大胆かつ繊細。
音はキラキラ。

曲は立体的に構築され、馴染みある曲も別の曲のように聞こえる。
全く興味のない曲でさえ、キーシンが弾くと、
すごく引き込まれる素敵な曲に変化するのだもの。
キーシンはやっぱり別格よねー。
感動しまくり。

アンコールも何度も何度も応えてくれて、申し訳ないくらい。
これでもいつもより少なかったらしいけれど。
彼には幸せで居てもらいたいなー。
また生キーシン、聴きたいなー。

2011年10月23日(日) 18時開演 サントリーホール <オール・リスト・プログラム>
超絶技巧練習曲 第9曲 回想
ピアノ・ソナタ ロ短調
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詩的で宗教的な調べより「葬送」
巡礼の年第1年より「オーベルマンの谷」
巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」より
“ゴンドラを漕ぐ女”、 “カンツォーネ”、 “タランテラ”
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アンコール
リスト:愛の夢 第3番
シューベルト/リスト:ウィーンの夜会 第6番
ショパン:幻想即興曲
ブラームス:ワルツ


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