「料理は好きですね。
どうしてかっていうと、料理してる最中って余計なこと考えなくていいじゃないですか。なんかいろいろ考えすぎちゃって、頭パンクしそうなときとかって、あるじゃないですか。オレは、そういうことよくあるんですけど、凄い考え込むタイプなんで。そういうとき料理すると、こう、なんて言うのかな、息抜きできるって言うか、ストレス解消になるって言うか…。
あとぉ、料理って、クリエイティブな行為だ . . . 本文を読む
勝ち目なんてありません。今までもこれからも。 「負けるとわかってても、男には戦わなくてはいけないときがある」 …なんて、カッコいいものでもありません。 ぼくはただ、一切合切のケリをつけたいだけなのです。
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あなたは人生の上っ面を鮮やかに滑りゆく。ついでにぼくの大事なものを踏みつけつぶす。
その数、一つや二つにとどまらず…
颯爽としたそのお姿にみんなが見惚れ、声援送る。
ぼくなんかが、おこがましいとは思いつつ、勇気を出して声をかけさせていただきます。
「ねえねえ、あなたはどこまでゆくの?…え? ぼくですか?
ぼくはと云えば、ただいま三途の川を渡る途中、
もう対岸が見えてます……」
完 . . . 本文を読む
深夜にお酒が欠かせません。
一緒にポテチも欠かせません。
明日に今日を引きずらないよう、ポテチをつまみに酒を呑む。
けれども、
酔えば酔うほど、涙はどんどんあふれ出て、想いはますます深まるばかり。
一体、ぼくの心は、これからどこへ向かってゆくのだろうか……
季節は春でも、つまらない男に吹きつける風は、いつまでも冷たく、痛い。
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「爪切りどこだっけかな」
探しているうち、ふいに銀行口座の残高を思い出してしまい……
「他人の顔」じゃなく「燃えつきた地図」にすればよかったですね。
……オリジナリティが欲しいです
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堂々寝坊をした男、窓から外を眺めている。
そこに通りかかった近所のガソリンスタンドの店員が、
「調子はどうです?」
寝坊男は応えて云う。
「そんなことより、あなたのほうはどうなんです?」
「……!!」
店員、ただ呆然と立ち尽くす……。
完
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