めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

てるてる坊主

2018-05-18 15:51:34 | ちょっとしたおはなし
30年前、自分の可能性というものが知りたくてアメリカに渡ったてるてる坊主が、帰国する。 かれはまっすぐ地元へ向かう。 駅を出ると、かれは駅前商店街の靴屋に入りサンダルとスニーカーを5足ずつ、つぎに洋品店で手袋を買う。 それから、大学の図書館へゆき、そこに保管されているなかで、いちばん古い古文書を解読する。 ◯ 陽が暮れかかり、ようやくてるてる坊主は実家に向かう。 駅前のバスターミナルでコミ . . . 本文を読む