めざめていても夢はみる

ぼくはいつまでもさまよいつづける、
夜が明けても醒めない夢のなかを…

外交官

2016-01-28 20:40:04 | ちょっとしたおはなし
外交官に変装して、明神下にあるおにぎり店のバイト面接へ行く。 変装が功を奏したのか、見事採用される。 「明日から来てくれ」と云われる。 「ふふふ…」思わず笑みがこぼれるそうになるのを我慢する。 まさか、外交官が店のマカロニサラダのレシピを盗むのが目的でバイトとして潜り込もうとは誰も思うまい! 店を出て、そのまま駅へ向かう。 そして、水上温泉へ。 そこで仲間と落ちあう予定だ。 旅館に着く。 . . . 本文を読む

遅ればせながら……2

2016-01-19 18:53:28 | ちょっとしたおはなし
◯ 研究学園都市の建設現場で、太古の昔からよみがえった古代人は、彼の眠っていた棺桶らしきものといっしょに、大学に運ばれる。 すみやかに。風呂釜教授がチャーターした高級ハイヤーで。 教授の研究室に連れてこられた古代人は、教授の指示で外出禁止の軟禁状態になってしまう。 翌日から様々な検査をされ、身体中調べられる。検査のとき以外、研究室を出ることは叶わない。 そんな日々に耐えきれなくなった古代人 . . . 本文を読む

遅ればせながら……

2016-01-04 18:51:09 | ちょっとしたおはなし
2016年1月4日。 研究学園都市にある某研究所、その新しい棟の建設現場で、古代の棺桶らしきものが出土する。 工事はストップし、連絡を受けた肋骨大学の風呂釜教授が学生を連れて駆けつける。 教授は興奮する。これは貴重な発見かもしれない、と。 さっそく、教授の指示でひとりの学生が、棺桶らしきもののフタを開けた。 すると、なかから古代人が顔を出し、云った。 「あけましておめでとう」 . . . 本文を読む