ぼくの心に鬱積したものを吹き飛ばしてください。
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気分転換に地上に出てみるが、彼の眼には太陽の光は眩しすぎた。 「やっぱりぼくには、陽の差さない、暗い地底がお似合いということか…」 クラクラ目眩を感じつつ、それでも地上でやらなくてはならないことがあった。 彼は自分に云い聞かせる。 「あと少し、あと少しの我慢だ……」
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森のなか…… いつの間にか霧が立ち込め、方向感覚が狂いはじめる。喉の渇きと空腹も、もう限界に近い。 「⁉︎」 霧のなかになにかいる…… それはウーパールーパーだった。 男は少しホッとする。 心身ともに極限状態に達していたところに、こんな愛らしい生物に出くわし、癒されたのだ。 触れたくなって、近づこうとする . . . 本文を読む
身長◉2~60m 体重◉500kg~25000t 出身地◉浅い地底 得意技◉浅い会話 好きな食べ物◉ナスの浅漬け 特徴◉何事も深く考えないし、他人を気遣うこともないので、死ぬまで幸せ。
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仕事をこなせばむなしくなって、追究すれば苦しくなる。 がんばっても報われず、がんばらない奴が報われる。 優しい人が現れて、甘えてすがればうとまれる。 自分のまわりを見渡せば、いつの間にか誰もいない。 そして、 やっぱり、 己を知るのはむつかしい。 ……みたいなことを、生まれてから今まで、ただの一度も考えたことのないのが、この人です。 とっても幸せな人です . . . 本文を読む
テンションが上がり、いつも以上にヘラついていたら、いつの間にか洞窟みたいなとこに来てしまっていた(°_°)
奥に進むにつれ、陽の光は届かなくなり、空気は冷えてゆく…
「この先でえんま様がお待ちですよ」
通りすがりのウーパールーパーが教えてくれる。
どうやら、こいつはここに住んでいるらしい。
ひゃひゃひゃ、えんま様がなんだ、ちっとも怖くないね!
いつもの調子でいけば、気に入られるに決まって . . . 本文を読む