マヨの本音

日本の古代史から現代まで、歴史を学びながら現代を読み解く。起こった出来事は偶然なのか、それとも仕組まれたものなのか?

朝鮮と韓国の二回目

2009年10月15日 06時29分35秒 | 古代史
朝鮮人とか韓国人だとか皆さん平気でおっしゃるが、どれぐらいその意味をご存知なのだろうか。
まず朝鮮だが、古代史に衛氏朝鮮というのが登場し、「楽浪は遼東にあり、古の朝鮮国なり」、と漢書にあるように、古代朝鮮は現在の瀋陽(現在の中国領、遼寧省)にあったと考える。そもそもこれが朝鮮の始まりであり、現在の満州にいたのである。
次に、朝鮮国というのはwikiによれば、「1392年に高麗の武将李成桂太祖が恭譲王を廃して、自ら高麗王に即いたことで成立した。李成桂は翌1393年に中国の明から「権知朝鮮国事」(朝鮮王代理、実質的な朝鮮王の意味)に封ぜられ、国号を朝鮮と改める。明から正式に朝鮮国王として冊封を受けたのは太宗の治世の1401年であった。」とあり、明が名付けた国名なのである。
渤海が滅びるとき、高麗が大量の難民及び亡命を受け入れたというから、ある程度の朝鮮人が流入したとはいえ、朝鮮民族の国家とは必ずしも言えないのである。勘違いしないようにしてもらいたいが、高句麗の後継が渤海とは証明されないし、高麗は新羅の一部が独立したのであり、高句麗とはほとんど関係がない国なのである。

さて、韓国であるが、やはりwikiに。「「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後の1897年に当時の大朝鮮国(朝鮮王朝)が国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による韓国併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。」とある。つまり、韓国という国名は20世紀に清か日本が名付けたのである。
wikiに書かれている古代朝鮮半島の南部にあった三韓、という表現は実は根拠がない。あくまでそう思いたいという希望である。しかも三韓が朝鮮民族だという根拠はどこにもない。
私が以前から主張しているように、三韓は遼東半島にあり、韓半島にはその当時倭国があったのだから、wikiの説明は信じてはいけない。
しかも、韓国という呼称も李氏朝鮮を韓国に変えただけなので、韓国が民族を現すとはいえない。

つまり、私が言いたいのは朝鮮半島という名称は明が名付け、韓国は日本が名付けたのであり、朝鮮人だからとか、韓国人だからという理由からではないのである。

シナ人という言い方が何を意味するかと言えば、清人のことであり、漢人の政府を意味していない。つまり満州族が中国本土を支配した時の国家名称である。現在は政権が変わり、中華人民共和国なのである。学術的にシナと呼ぶのは問題ないが、現在の中国を言う場合、これは失礼に当たる。朝鮮人とは満州に住んでいる少数民族を示し、韓半島にいるのは韓国人と北朝鮮人で、古代の三韓民族や衛氏朝鮮民族とは特定できない。
朝鮮人とチョンとか差別的な発言をしたがる人がネットにはたくさんいるが、その人たちがどれぐらい半島の歴史を知っているのか疑問である。
私から言わせれば、日本も韓国も住民は倭人であり、基本的になんら変わるところはない。ただ、支配者が違ったため混血度合いが違うのである。
差別的な発言をする人の祖先を調べてみるがいい、きっと天に唾していることに気がつくはずだ。