日本スケート連盟に属し、国際試合のジャッジとして採点することもある城田憲子氏がスポーツ報知に掲載した昨日付の記事に
多くの批判が投げかけられています。
Ｗｅｂの記事はよほど多くの苦情が来たと見え、既に削除されていますがスケート連盟にも多くの苦情が寄せられているようです。
それは多少感情的なクレームも一部あるかもしれませんが、概ね異常な記事への正当な講義や意見であると私は見ています。
そもそも、フィギュアスケートの採点項目や評価基準に「大人っぽさ」という項目はあるのでしょうか？
当然のことながら、答えはノーです。やたらと「大人っぽい」「子どもっぽい」という言葉を乱用しつつ、特定選手を貶めているのは
日本くらいのものです。誠に嘆かわしい現象だと思います。
個人的な印象として、非公式の場や仲間内でくさすくらいなら私人としてセーフかもしれませんが、城田氏は一応スケート連盟の関係者であり
ジャッジとして採点をする側の人です。当然ながら、根拠なき印象や好悪に基づいて採点することは許されざる立場であることは論を待ちません。
むしろこのような点からしても、城田氏の方が大人としての良識を著しく欠いた方だと言わざるを得ません。
既にいいお年を召された方なのですから、多くの人に疑問や不快感を抱かせるような言論は慎むべきだと考えます。
個人的な意見としては言論を妨げることはできませんが、個人個人で実際の演技を見てどう感じるかを顧みれば、いかに城田氏の見解が
疑問なのかわかりやすいと思いますので、二つの動画をご紹介しましょう。
一つは解説付き、もう一つは解説なしです。
できれば両方見ていただくと、ご自分の見解がよりわかりやすいのではないかと思われますので、お時間がある方は両方ご覧になることを
お勧めします。
好き嫌いは見解が分かれるでしょうが、少なくとも「子どもっぽい」とは甚だしく異なる印象をもたれることでしょう。
フィンランド語和訳つき ＧＰＦ 浅田真央 ＦＳ「白鳥の湖」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm19539268?group_id=31756219
解説なしＶｅｒ．
http://www.youtube.com/watch?v=OMfPRj96cuE
……それにしても「白鳥の湖」を滑るスケーターに「子どもっぽい」とはいろんな意味で驚きですね。