歌うように語ろう

観劇や観戦(主にフィギュアスケート)等について語るブログです
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疑惑の片鱗現るーメダルウィナーズオープン(MWO)

2012年05月23日 | フィギュアスケート

ニュースソースはこちら。

http://mainichi.jp/sports/news/20120524k0000m050001000c.html

男女6人ずつならそれほど多い人数ではないですが、それならなぜジャパンオープンはそのままなのか(翌6日開催)、その意図がよくわかりません。

引退して間もない選手というのも、どの位を指標にするのかよくわかりませんしね。

日本のフィギュアファンの一人としては、ポイントのつかない意味不明な試合もどきを10月というシーズン中にやるより、どうせなら

ポイントのつくB級大会として承認してもらいたいと思うのですが……まあ駄目なんでしょうね。

 

願わくば、GPシリーズに参戦する選手たちの負担にならないよう、ISUはもとより日本スケート連盟も十分配慮の上運営してもらいたいものです。


GPシリーズ アサイン発表

2012年05月21日 | フィギュアスケート

思ったよりも早い時間にISUより発表がありました。

男女シングルを中心に、おそらく見やすい(であろう)カタカナ表記で列記します。

ただし、私が発音の自信ない選手は英語表記のままにします。特に中国語は難しいんですよね…これでも第二外国語でかじったんですが、

本当にかじっただけで終わってしまいました。

日程順に従ってスケアメ→NHK杯の順になります。ペアとアイスダンスは日本と注目選手を中心にダイジェストで。

 

<男子シングル>

スケートアメリカ(10/19-21)

ミハル・ブレジナ(チェコ)

トマシュ・ベルネル(チェコ)

羽生 結弦(日本)

小塚 祟彦(日本)

町田 樹(日本)

コンスタンティン・メンショフ(ロシア)

アレクサンドル・マヨロフ(スウェーデン)

ジェレミー・アボット(アメリカ)

ダグラズ・ラザーノ(アメリカ)

TBA(アメリカ)

 

スケートカナダ(10/26ー28)

パトリック・チャン(カナダ)

Liam FIRUS(カナダ)

TBA(カナダ)

フローラン・アモディオ(フランス)

無良 祟人(日本)

織田 信成(日本)

デニス・テン(カザフスタン)

アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)

ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

ロス・マイナー(アメリカ)

 

カップオブチャイナ(11/2-4)

ケビン・レイノルズ(カナダ)

Jinlin GUAN(中国)

ナン・ソン(中国)

TBA(中国)

ブライアン・ジュベール(フランス)

サミュエル・コンテスティ(イタリア)

町田 樹(日本)

高橋 大輔(日本)

アルトゥール・ドミトリエフ(ロシア)

アダム・リッポン(アメリカ)

 

ロステレコム杯(11/9-11)

パトリック・チャン(カナダ)

ミハル・ブレジナ(チェコ)

小塚 祟彦(日本)

織田 信成(日本)

デニス・テン(カザフスタン)

ザン・ブッシュ(ロシア)

アルトゥール・ガチンスキー(ロシア)

TBA(ロシア)

リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)

ジョニー・ウィアー(アメリカ)

 

エリック・ボンパール杯(11/16-18)

ヨリク・ヘンドリック(ベルギー)

ナン・ソン(中国)

トマシュ・ベルネル(チェコ)

フローラン・アモディオ(フランス)

ブライアン・ジュベール(フランス)

TBA(フランス)

サミュエル・コンテスティ(イタリア)

無良 祟人(日本)

ジェレミー・アボット(アメリカ)

ジョニー・ウィアー(アメリカ)

 

NHK杯(11/23-25)

ケビン・レイノルズ(カナダ)

アンドレイ・ロゴジーン(カナダ)

羽生 結弦(日本)

高橋 大輔(日本)

村上 大介(日本)

セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア)

ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

リチャード・ドーンブッシュ(アメリカ)

ロス・マイナー(アメリカ)

アダム・リッポン(アメリカ)

 

<女子シングル>(日程以下省略)

スケートアメリカ

マエ・ベレニス・メイテ(フランス)

サラ・ヘッケン(ドイツ)

ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)

今井 遥(日本)

アリーナ・レオノワ(ロシア)

アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

ビクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)

レイチェル・フラット(アメリカ)

クリスティーナ・ガオ(アメリカ)

アシュリー・ワグナー(アメリカ)

 

スケートカナダ

アメリー・ラコステ(カナダ)

ケイトリン・オズモンド(カナダ)

TBA(カナダ)

エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(グルジア)

村上 佳菜子(日本)

鈴木 明子(日本)

クセニア・マカロワ(ロシア)

エリザベータ・タクタミシェワ(ロシア)

グレイシー・ゴールド(アメリカ)

キャロライン・ジャン(アメリカ)

 

カップオブチャイナ

ビンワ・ゲン(中国)

クーシン・ジャン(中国)

TBA(中国)

イレッタ・シレーテ(フランス)

安藤 美姫(日本)

浅田 真央(日本)

カロリーナ・コストナー(イタリア)

ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

ヨシ・ヘルゲソン(スウェーデン)

ミライ・ナガス(アメリカ)

 

ロステレコム杯

キーラ・コルピ(フィンランド)

村上 佳菜子(日本)

ヴァレンティナ・マルケイ(イタリア)

アリーナ・レオノワ(ロシア)

アデリナ・ソトニコワ(ロシア)

TBA(ロシア)

ビクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)

グレイシー・ゴールド(アメリカ)

アグネス・ザワツキー(アメリカ)

キャロライン・ジャン(アメリカ)

 

エリックボンパール杯

クーシン・ジャン(中国)

レナ・マロッコ(フランス)

イレッターシレーテ(フランス)

TBA(フランス)

カロリーナ・コストナー(フランス)

安藤 美姫(日本)

ポリーナ・コロベイニコワ(ロシア)

ユリア・リプニツカヤ(ロシア)

エリザベータ・タクタミシェワ(ロシア)

アシュリー・ワグナー(アメリカ)

 

NHK杯

ジジュン・リー(中国)

エレーネ・ゲデヴァニシヴィリ(グルジア)

浅田 真央(日本)

今井 遥(日本)

鈴木 明子(日本)

ソフィア・ビリュコワ(ロシア)

クセニア・マカロワ(ロシア)

ポリーナ・シェレペン(ロシア)

アリッサ・シズニー(アメリカ)

アグネス・ザワツキー(アメリカ)

 

<ペア>

中国のパン・トン組はスケアメとチャイナ。来季はGPシリーズからしっかり参戦のようです。

ドイツのサフ・ゾル組はスケカナとTEB。ロシアのカワグチ・スミルノフ組はチャイナとTEBです。

日本の高トラはチャイナと日本。最終調整をどこでやるのか気になりますね。

 

<アイスダンス>

メリル&チャーリーはスケアメと日本、シブタニズはロシアと日本です。日本のアイスダンスファンに喜ばれそうですね。

ヴァーチュー&モイア組はカナダとロシア。日本のリード姉弟はNHK杯のみとなっています(一応暫定で)

 

女子シングルの中国杯が激戦になりそうですね。男子はNHK杯が大変なことに。

エントリーを見ると、各国の思惑が入り乱れているのはもちろん、来季は若手から大ベテランまで混戦で面白くなりそうです。

是非とも(大事なことなので強調)適正かつ公正なジャッジで選手の健闘に報いてもらいたいと思います。

 

ちなみにTBAの部分が埋まるのはまだまだ先でしょうが、中国女子のTBAはジジュン、ロシア男子のTBAはプルシェンコになりそうな気がします。

あくまで予想ですが。

以上。(珍しく長く書いたので、誤字脱字があったらご容赦を。こっそり教えて下さい)


国籍問題について

2012年05月17日 | スポーツ全般

今年はオリンピックイヤーであり、また同時に二方面でニュースになっておりましたので、国籍問題について少々思うところを書き綴ってみたいと思います。

まずはフィギュアサイドでのニュースソース。2日前でちょっと古いですが…

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/winter/skate/figure/headlines/20120515-00000044-kyodo_sp-spo.html

 

予想した通り、行政の判断はNoでした。

誤解のないように申しておきますが、マービン・トラン選手の日本国籍に私は反対しておりませんし、むしろ彼らがジュニアの頃から応援しておりますので

取れるならば日本国籍でと私も思います。

ただ、日本のお役所は非常に頭が固いですから、そう簡単にOKは出さないだろうなと推測していただけの話です。

いずれにしても、日本スケート連盟も動くなら数年早く動くべきだっただろうと思います。いくら今まで日本代表として国際大会に出ていたとはいえ、

過去に川口選手や井上選手が苦労して国外に渡ったことくらい承知しているかと思っていましたが、どうにも腰が重いですね。

しかし過去には10年もの長きにわたり、日本を拠点に競技に身を置いてきたにもかかわらず日本国籍取得が却下された例もあるので(サッカー)

時間をかけてもやはりマービン・トラン選手の日本国籍取得は現実的には難しいでしょう。大変残念ですが。

いずれにしても、一番尊重され配慮されるべきはトラン選手の意思なので、いたずらにトラン選手や高橋選手を連盟が振り回すようなことだけは

回避してほしいものです。

 

しかし、国籍さえ取れれば後は問題なしというわけでもないのは猫ひろしさんの例を見ればわかるとおり。

彼とマービン・トラン選手とでは条件が異なりますが、いずれにしても拠点を国籍変更する国に移して一定期間は必ず求められるのは

道理かと思います。

ただ、日本の場合はペアの選手たちが十分な練習をこなしていけるだけの環境がないのもまた事実。それどころか、シングルの選手さえ

場合によってはリンク難民になる有様です。

このような状況で結果を出し続ける日本の選手たちには本当に頭が下がりますが、だからといってスケート連盟がそれに甘んじていてはいけないのでは

ないでしょうか? 優れた選手育成(シングルに限らず)のためには環境整備は最低条件であろうと考えます。

ペアやアイスダンスはリフトなどの技の性質から、男女の体格差も求められますので(つまり体格の良い男子選手が待たれる)日本での男子スケート選手の

様子を見ると、なかなか厳しいようにも思えます。ロシアのように国(連盟)がペア、アイスダンス、シングルと区分に口出しするわけではないですし、何より

選手本人の意思が尊重されるべきなのは言うまでもありません。

ただ、現状では川口選手、井上選手、そして高橋選手(彼女の場合はお父様の仕事の関係でずっと海外在住ですので、若干条件は違いますが)のように

ペアをやりたかったら自国外の選手からパートナーを探さなければならないというのも一苦労であろうと察せられます。

 

フィギュアにおいてはパートナー選びと国籍問題、この二重苦がペアとアイスダンスの選手にはつきまといがちなのが今後も憂慮されそうです。

ただし、優れたアスリートなど一定の条件を満たした場合を除いては日本国籍の付与は乱発していいのか疑問もありますし、いずれにしても

今後も根の引く問題のまま宿題となって残りそうな気がします。

 

日本に限らず、国籍は一度変えたらそう簡単に元に戻すというわけにはいきません。国家間で二重国籍を認める場合はともかく、選手の将来(引退後の人生も含め)を

熟慮した上で各国競技連盟や国際競技連盟も対応してもらいたいものです。

特に日本スケート連盟(と平松氏)においては団体戦になぜか非常なる思い入れがあるようですが、その為にトラン選手の将来をおざなりにすることのないよう、

強く願う次第です。


ミュージカル エリザベート2012 感想

2012年05月12日 | 観劇関係

身内の事情等により、チケットを取ったはいいものの無事観劇できるか危ぶまれた今年の東宝エリザでしたが、おかげさまで

最近病人の容体が安定していることもあり、何とか観劇に出かけることができました。

ちょっとインターバルが空いてしまいましたが、木曜日の公演の感想をかいつまんでまとめてみたいと思います。

<キャスト一覧(プリンシパルの一部)>

エリザベート:瀬奈じゅん

トート:石丸幹二

フランツ:石川 禅

ゾフィー:寿 ひずる

ルドルフ:古川雄大

少年ルドルフ:坂口 湧久

 

私がエリザベートを観劇するのは3ツアー目になります。回数は通算20回くらいになりますが、もちろん今年は初。

従いまして各キャストの出来はもちろんのこと、オケピのみなさんやマエストロ、そして演出にもどのような変化が見られるのかが

焦点でした。

残念ながら当日、万全の体調とはいかなかったために見逃した部分もあったかもしれませんが、感じたままを書き留めてみます。

まずは瀬奈シシィですが、あまり変化は見られませんでした。もちろん悪くはないのですが、おっ!と目を引く焦点は見つからず。

強いて言うならよりシシィの強さを強調するかのような気概を感じました。

さすがに宝塚を含め三度目のシシィだけあって、非常に堂に入ったシシィだと思います。

 

そして個人的にこの日一番の着目点であった石丸トートですが、前回の暑苦しいほどに情熱的だったトートから、少し燃え方を抑えた

トートに変身を遂げているかに見えました。

もちろんシシィに対する情熱は健在ながらも、赤い炎が青い炎に変わったかのような内から燃え滾る愛を謳うトートに感じました。

安心の歌唱力に心地よく耳を傾けながら、できればもっと違う組み合わせでも石丸トートの回が見たかったと思っています。

(後は違うトートの回で取っています)個人的には石丸氏のトートは、前回よりも今回の方がツボに入りまして好みでした。

 

石川フランツも安定した皇帝の姿を見せてくれましたが、長くこの役をこなす石川氏も、今回はまた細かい部分でアレンジしてきたようです。

一つ一つは指摘しきれないのですが、少し具体的に言うなら「夜のボート」や悪夢のシーンなど、情感がより細やかに伝わってきたように感じます。

夜のボートでは本当に切ないシシィへの思いをよりセリフのように抒情的に歌い上げているようでしたし、悪夢のシーンではルキーニを止めようとする

セリフにも怒りより懇願を見た気がします。

長く続けてきた役でも、相手役が変わったり、また演出家の演出プランによりやはりまた一つ一つの積み上げが変わってくるということであろうと思われます。

声量も相変わらず豊かで、満足のいくフランツでした。

 

寿ゾフィーも基本的に安定しておいでなのですが、ややファルセットが苦しそうかなと感じました。でも、全体的には存在感のある、素晴らしい皇太后を

演じていらしたと思います。

 

そして一新された三人の中で初見の古川ルドルフですが、残念ながらまだ歌は弱いなと思います。ただ、癖のある歌い方ではないですし、高音も出ていますので

今後の歌いこみ、演技をより深めていくことを期待したいと思います。

以前、別の演目で彼の歌を聞いたことがありますが、その時よりはうまくなっていましたので、伸び幅に希望を持ちたいところです。

後はせっかくの高身長で長い手足と恵まれた体格なので、ダンスや細かい所作がもっと綺麗に見えるコツを掴んでくれるといいなと願っています。

 

チビルドルフ坂口君は、確か前回のエリザでも出ていたかと記憶していますが、ソロも非常によく歌い上げていて上手でした。冒頭の群舞もしっかり手足を

メリハリをつけて動かしていて健闘していたと思います。特にソロの歌詞がとても聞き取りやすかったですね。

 

ところでマエストロが今までとは違った眼鏡をかけた若めの方になっておりました。いつものお方はどうしたのでしょう?変わったのかな?

当然ながら指揮が異なりますので、やはりオーケストラの演奏もまた異なったものに感じましたが、悪くなかったと思います。ただ、当然今までと

テンポが異なりますので慣れるまでにこちらが時間がかかりそうな感じでした。でも違和感というほど大きな差異ではないかなと感じます。

微妙な差異とでも申しましょうか?

 

次は万事都合がつけばですが、春野シシィ&マテトートの組み合わせで観劇の機会がありそうです。こちらも楽しみにしています。

以上。


ジャッジ盲信教信者に捧げる解脱のヒント

2012年05月08日 | フィギュアスケート

ちょっと挑発的なタイトルなので、どこかから噛みつかれるかもしれませんが(笑)至って真っ当なことしか書きませんので、

これでカチンとくる方はおそらく洗脳されている方だと思われます。

はじめにプロトコルありきではなく、演技があってその後プロトコルが出されるものなのだということ、また採点不信は何も

シロウトだけが訴えていることではないことを頭においてからご一読下さると幸いです。

 

1.元ジャッジ(経験者)や関係者からもれる公正なジャッジングを否定するエピソードをどう受け止めますか?

これは捏造ではなくて、至る所から山ほど出ていますので例をあげようにも枚挙にいとまがないのですが。

たとえば「アイスダンスはあらかじめ順位が決まっている」「まともにジャッジしているのは10%程度」

いずれも元ジャッジ経験者の発言です。

 

2.ジャッジ盲信派に多い症状ですが、採点に疑問を呈する人々を特定選手のファンだと決めつけるのはなぜでしょうか?

特に浅田選手のファンだと決めつけるジャッジ盲信派が多いですが、逆説的に言うならばそれだけ浅田選手になされる採点がいつもおかしいと

肯定するようなものです。まさに墓穴掘りとしか言いようがありません。

 

3.所詮人間の作ったものです。システムに完ぺきという評価はつけがたいでしょう。ましてや運用するのは人間。

大会ごとに基準が大きく異なることを鑑みても、欠陥が明らかだと思いませんか?

 

4.それでもジャッジが絶対、正しいと絶大な自信があるのならば、あるいは誇りを持って採点を行っているのであればなぜ、

旧採点時代のように国名を表示しないのですか? それともできない都合があるのですか?

 

これらの疑問は他にも抱いているファンはいるものと推察しています。しかし理詰めで攻めると、なぜか今度はジャッジ盲信派は

情に訴えることがあります。

曰く、ジャッジはほとんど手弁当に近い(無報酬に近い)状態で仕事をしている(だから文句を言うな!)

――それがどうしましたか? ボランティアに近いジャッジなら、どんな採点をしてもいいとでも?

選手たちとてアマチュアとはいえ、文字通り人生をかけて真剣に競技に臨んでいるのです。

主に日本の企業を中心に、山ほどスポンサーが付いたうえで大会運営をしておいて、ボランティアだから文句を言うななどという

擁護を受ける競技など他に聞いたことはありません。

むしろそのような擁護を受けたら、他の誇りある競技の審判はひどくプライドを傷つけられることでしょう。

八百長で有名な相撲ですら、行事の他に親方衆が土俵際ですべての取り組みを見守り時には物言いをつけます。

プロとアマチュアは違う? それは「詭弁」と言うのですよ。五輪競技に名を連ねる競技であればそんな詭弁は通用するでしょうか?

文句を言われたくなければ誰しも納得する採点やシステムをなすべきですし、そうでないなら下野して草野球の審判でもなさってはいかがか。

もっとも純粋な少年たちにもお断りされかねませんが。

 

そもそも、明らかにルールを知らない人やただ論拠なく文句をつけたい人などごく限られた例外を除いては、判定に異を唱えることに対し

タブー視する方がよほど不健全な在り様ではないでしょうか? 他の競技でファンが採点に不服を言ったからと言って、言論弾圧にかかる例は

見たことがありません(もちろんフーリガンの制圧のようなものは除きますが)

フィギュアスケートはそのような風通しの悪い競技体質だからこそ、いつまでも疑惑がささやかれ、そっぽを向かれ始めているのです。

今、大きなアリーナを満員にできるのは日本くらいです。欧州はもとより、北米でも空席の目立つ状況になったのは、サイレントマジョリティーの

無言の訴えであることを、ISUとジャッジ、そしてジャッジ盲信派にもう一度考えてみていただきたいものです。