今年もこの日がやってきました。
重要なのは3年前から主張していますが(その頃はブログ外でですが)、震災を一過性の悲劇で終わらせず継続して心を寄せ、
各自できることを実施していくことです。
2011年、震災が起きた年はとにかく募金と考えうる可能な範囲での物品を送りました。
2012年、2013年は直接寄付受付をする窓口口座が次々閉鎖される中、購入することで被災地に還元される商品を積極的に購買しました。
また、2011年より継続して被災地支援を前面に出しているアイスショーに足を運んで寄付し、またチャリティーブックも購入しました。
しかし昨年あたりから、懸念が現実になってきているのをまざまざと感じています。
人間、辛いことがあったとしても「1年頑張れば楽になる」「これを乗り越えたらいいことがある」このような先の見通しというものがあればそれを目安として
頑張ることができます。
でも、今回のような複合災害の場合、被災された側はもちろんのこと国も行政も前例のない中思うように復興が進んでいるとは言い難い状況です。
放射線の影響から子どもを守るため、あるいは仕事の為。様々な事情のために家族が離れ離れになったり、行方不明のまま依然として家族の安否が
分からないままの方。そういった方々の心中はいかばかりかと推測するだけでも暗澹たる気分になります。ましてや当事者の皆様は辛いなどという
言葉では尽くしがたい辛酸を感じておられることでしょう。
震災から3年。この段階に至ってはもちろん民間での相互共助、扶助も大切ではありますが、やはり国の政策が最も重要ではないでしょうか。
金銭的負担の緩和だけでなく、今後の生活について個々のケースに対し相談に乗り場合によっては手続きを代行できるようなケースワーカーや、
被災されたすべての方々(子どもから年配の方まですべて)に対してのメンタルケアも非常に重要であると私は考えます。
被災された方の多さや被災地が広域に渡ることもあり、行政や国の対応は確かに困難で負担も多いことは想像に難くありません。
しかし、被災者個々の頑張りにも限界があるでしょう。
いつまで頑張ればいいのか。どこまで頑張ればいいのか。時折TVなどで垣間見る被災された方のお姿を見るにつけ、なるべく細やかな
ケアを期待せずにはいられません。
間もなく消費税も8%に上がりますが、その財源も含め箱もの公共事業だけでなく、人的な公共事業(上記にあるようなケースワーカー・メンタルケア派遣)の
必要性を強く政府与党や監督官庁にも訴えていくべきでないかと感じています。
最後になりましたが、震災当日やその直後のみならず、震災関連死で亡くなられた犠牲者の皆様に衷心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、
被災された皆様の生活とお気持ちが、一日も早く穏やかに落ち着かれますよう切に祈っております。